私は車の運転が得意ではなく、マイカーも所有していません。そのため、旅行やハイキングは基本的に、電車・路線バスなどの公共交通機関だけを利用します。

ハイキング旅では「マイカーがないと不便では?」と思われがちですが、ルート選びと乗り継ぎのコツをつかめば、公共交通機関でも旅は充分に楽しめます。

今回は、南国気分を満喫できる離島「初島」と、歴史感じる「箱根旧街道」を1泊2日で巡りました。

 


1日目は「初島」でのんびり島散策。2日目は「箱根旧街道」のゆるっとハイキング。旅の締めくくりには箱根湯本でのグルメ食べ歩きと、思った以上に盛りだくさんで、無理なく楽しめる旅になりました。

 

 

登山6年目、膝痛ハイカー「なつこ」が

実際に歩いたハイクの感想を、忖度なくお伝えします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 旅の概要

 

旅の基本情報

■日程:1泊2日(熱海宿泊)
■歩行難易度:★☆☆☆☆(下り基調・石畳は滑りやすいので注意)
■1日目(初島):島内散策(ほぼ平坦)
■2日目(箱根旧街道): 箱根関所跡〜甘酒茶屋〜畑宿(約3時間半・休憩含む下りメイン)


■主な交通手段:小田急ロマンスカー、JR東海道線、伊豆東海バス、高速船「イル・ド・バカンス号」、箱根登山バス

 

 

1泊2日のタイムスケジュール

1日目:熱海初島プチクルーズ

08:50:JR熱海駅到着 ➔ 路線バス

   (8番乗り場)で熱海港へ
10:00: 熱海港発

(高速船「イル・ド・バカンス号」)
10:30: 初島到着 ➔ 

島内散策&R-Asia&海鮮ランチ
14:00:初島港発(高速船で熱海港へ)
14:30:熱海港到着 ➔ サンビーチ沿いをのんびり散策
15:15:「銀座」バス停発

(笹良ヶ台団地行き・来宮駅経由)
15:30:「ホテル パイプのけむり」到着 

チェックイン&温泉を満喫**

2日目:箱根旧街道ハイキング&湯本グルメ食べ歩き
09:00:ホテル前発

(元箱根港・箱根関所跡行きバス)
10:00:箱根関所跡到着 ➔ 旧街道ハイク
10:30:箱根旧街道ハイキングスタート

(杉並木〜石畳)
11:45:甘酒茶屋にて休憩

(名物の冷やし甘酒&力餅)
14:00:畑宿到着(ハイキングゴール)
14:15:畑宿バス停発(箱根登山バス)
14:30:箱根湯本駅到着 

 駅前商店街で下山飯&食べ歩き
16:00以降小田急ロマンスカーで弁当を楽しみながら帰路へ




【アクティビティジャパン】遊び・体験・レジャーの予約サイト

 


 

海風を感じる離島散策

 

 【1日目】熱海から初島へ!

 

08:50 JR熱海駅に到着〜路線バスで熱海港へ

JR熱海駅に到着です。
改札を出たらそのまま駅前のバスターミナル(7番乗り場)へ向かい、熱海港行きの路線バスに乗車します。
 

熱海駅と街並み、空

 
 
熱海港行のバスは本数が少ないので、船の時間も含めて事前に確認をしておくと安心です。
 

熱海港7番乗り場バス時刻表

 
 
 

熱海港からは初島以外に、大島行の高速船もでていました。

 

往復乗車券+いろんなアクティビティのセットがあります。

今回は、往復の乗船券と「アジアンガーデン R-Asia」のセットチケットを購入。別々で購入するより350円、お得でした。

 

初島フェリー乗り場のチケット売り場

 
 
 

出港まで待合所でお土産を眺めながら、のんびり過ごします。

 

初島レモンのお土産陳列

 
 
 
いよいよ乗船の時間。
 

熱海港からは10:00発の高速船「イル・ド・バカンス号」に乗って初島を目指します

 

熱海港から初島へ向かう高速船

 

 

 

10:00 高速船で約30分!初島に上陸

 

船に揺られて約30分。

ぼんやり海を眺めていると、あっという間に到着しました。

 

船を降りるとそこはもう、南国の雰囲気です。

 

初島への玄関口、フェリー乗り場

 
 
 
港では、多くの人が海水浴やシュノーケリングを楽しんでいました。
 
「海水浴は分かるけど、なぜシュノーケル?」
 

そう思って、海を覗き込んでみると…

きれいな青いお魚がたくさん泳いでいます!
 

透き通った海の中を青い魚がキラキラと泳ぐ姿が美しい。

シュノーケル、したくなりますね。

 

透き通る海で泳ぐ青い魚

 

 

 

海沿いをのんびり歩きながら、アジアンガーデン R-Asiaを目指します。

 

海を見ながら、レモンスポットや島の歴史を見学。心ほどける、ちょっと楽しい時間です。

 

ユニークなデザインのトイレ

 
 
 
初島には発電所がなく、 熱海から約10kmの海底ケーブルを通って電気が運ばれています。
 
最初に海底ケーブルが繋がったのは1964年。日本で初めての本格的な離島への海底送電だったようです。
 

電柱と送電線、緑豊かな風景

 
 
 
海沿いにあるかわいい、 きいろいポスト!
熱海市は、日本で初めてレモンが栽培された、 国産レモン発祥の地なんです。
 
この歴史を広めようと、島全体にレモン色のフォトスポットやレモングルメが増えたのだそう。ちなみにこのポスト、とっても可愛いですが投函はできません。
 

初島に設置された黄色いポスト

 

 

 

アジアンガーデン R-Asiaでのんびりリゾート

 

南国植物があふれるリゾートガーデン「アジアンガーデン R-Asia」(※要入場料)

 

一歩足を踏み入れると、どこを見渡してもリゾート感たっぷりです!

 

 

敷地内にはレモンスポットがたくさん置かれています。

 

どこも素敵な映えスポット…ですが内心「ちょっと多すぎじゃないか…?」とツッコミをいれつつも、テンションが上がって写真をたくさん撮っていました。

 

初島リゾートのヤシの木と青空

 
 

初島への屋外階段と青い空

 
 

空と海とブランコ、初島リゾート体験

 
 
 

写真をひと通り楽しんだ後は、木陰のハンモックで30分ほど休憩。 

心地よい海風がスーッと通り抜けてとても涼しく過ごしやすい空間です。

ついついゆっくり長居したくなってしまう癒やし時間でした。

 

 

 


 

初島の三等三角点タッチ&島内巡り

初島灯台や初島公園にも行きたかったのですが、思いのほか時間が足りず断念…!

 

今回は、どうしても外せない場所があり、そこを優先しました。

それは初島にある三等三角点。

 

普段から山歩きを楽しむ者として、地図に三角点マークを見つけると、どうしても現地で探してタッチしたくなってしまいます。

三角点があるのは島の東側で、初島では最も標高の高い場所。

ヤマレコを頼りに進み、「ただの草が生い茂る空き地」に到着しました。

 

事前の調べで、この辺り!までの目途を付けていました。

 

そして、やっと見つけました三角点!

 

ですが、周囲の草が深くて足元まで近寄れず、念願の「タッチ」までは叶いませんでした…

見つけられただけでも大満足です。

 

初島三等三角点

 
 
最後に 初木神社でお詣りをして、島をグルッと1周歩いて巡ってきました。
 
初木神社は、海と良縁を見守る静かなパワースポット。 縁結びや海上安全のご利益で親しまれています。

初木神社と石畳の参道

 
 

 

ランチは食堂街で新鮮な海鮮丼を!

初島港のすぐ近くには食堂街が並んでおり、地魚を使った絶品料理が楽しめます。

 

私がいただいたのは、獲れたての地魚のアジと島の名物である明日葉の天ぷら、岩のりがのった豪華な海鮮丼。

 

身が引き締まったお刺身と、サクサクに揚がった明日葉天ぷらが最高の美味しさでした!

 

料理店力丸の建物とメニュー看板

 
 

初島で海鮮丼と明日葉天ぷら

 



【初島 散策ワンポイントアドバイス】
島自体を1周するだけなら1時間ほどで回れます。ですが、見学や食事、休憩を楽しんだりしていると、意外に時間がかかります。

 

今回は行き…10:00、帰り…14:00発のフェリーを利用したので、4時間弱の滞在でした。

 

ハンモックやランチを楽しんでいたら意外と急ぎ足になっていました。

 

事前に「どこで」「何をして過ごしたい…」か、優先順位を決めておくことをすすめます。



 

14:30 熱海港へ戻り、サンビーチ沿いをお散歩

フェリーで熱海港へ戻った後は、「銀座」バス停までサンビーチを移動。

 

青い海と潮風を感じながら歩くだけで、贅沢なリゾート気分が味わえます。

 

初島港のヨットと青い海

 


 

15:30 ホテル パイプのけむりチェックイン

海岸沿いにある「銀座」バス停から「笹良ヶ台団地行き」の路線バスに乗車。

 

バスは坂道をぐんぐん登り、途中でJR伊東線の来宮駅を経由しながら山手の方へと進んでいきます。

車窓からの景色を楽しんでいるうちに、15:30頃、今夜のお宿熱海温泉 ホテル パイプのけむりに無事到着しました!

リーズナブルな価格ながら、温泉と種類豊富なバイキングが楽しめる人気のお宿です。
パイプのけむりは別のブログを書いています。興味のある方は、こちら👇️

 

ブログを書く|Ameba (アメーバ)

 

 

 

 

 

 

 


 

 【2日目】歴史の風情を感じる「箱根旧街道」石畳ハイキング

 

09:00 ホテルを出発!バスで箱根関所跡へ

2日目は朝9:00頃、ホテル前のバス停から元箱根港・箱根関所跡行きのバスに乗り、熱海から箱根エリアへと移動します。

 

途中、十国峠を通過。山道に揺られながら約50分、箱根関所跡へ到着しました。

 

今回は、箱根関所内は見学しないで通過です。

 

箱根関所跡の看板と木柵

 
 

10:30 箱根旧街道ハイキング開始(箱根関所跡 〜 甘酒茶屋)

ここから、楽しみにしていたハイキングスタート!

 

江戸時代に東海道を行き交う旅人が歩いた箱根旧街道を歩きます。

今回歩くのは、箱根関所跡から杉並木を通り、元箱根を経て畑宿へ向かうコース。

 

全体的に下り基調なのでハイキングが久しぶりの私には、ちょうど良いコースだと思います。

 

箱根旧街道 杉並木石碑

 
 
 

元箱根までの杉並木を歩きます。すぐ隣に道路があり車が通っていますが、杉並木の中は驚くほど静か。

 

江戸時代に旅人を雨や日差しを遮る目的で植樹されたそうです。7月の暑い時期でしたが、木陰に入るとひんやりして気持ちよかったです。

 

箱根旧街道の杉並木と森の小道

 

 

杉並木をぬけて、元箱根に到着しました。

 

箱根旧街道の赤鳥居とバス停

 
 
 
元箱根からは芦ノ湖が見えました。静かな湖面に浮かぶ海賊船が印象的です。
 

箱根の海賊船と湖畔の景観

 



元箱根からは、いよいよ石畳の道へ。木漏れ日の中、苔むした石畳を進みます。

 

石畳の道は江戸時代、ぬかるみが酷く歩きにくかったので幕府によって整備されたそうです。
 

箱根旧街道の案内標識

 
 

箱根旧街道の苔むした石畳

 
 

途中にいくつかの坂道があり、それぞれに名前がついています。風情豊かな古道の良さを石の道標から感じられます。

 

石畳の道標

 
 

箱根旧街道の苔むした石畳

 
 
 

 【ハイキングのワンポイントアドバイス】

旧街道の石畳は風情がありますが、雨の翌日などは非常に滑りやすくなります。

 

この日は連日の晴天で石畳も乾燥していましたが、それでも何度か滑りそうになりました。

 

転倒防止のため、靴底にしっかり溝のあるスニーカーやトレッキングシューズで歩くことをおすすめします。

 

私はいつものアルトラローンピークでした。滑らないのはよかったですが、ソールが薄いので、ゴロゴロした石では少し足裏に違和感を感じました。


 

 

11:45 江戸時代からの名物、甘酒茶屋で休憩

 

趣ある茅葺き屋根の甘酒茶屋は、東海道を行き交う旅人が、ホッと一息ついてきた伝統ある茶屋です。

 

江戸時代の初期には、このエリアだけでも4軒の茶屋が軒を連ねていたそうですが、現在は甘酒茶屋のみとなっています。

 

甘酒茶屋と旧街道の風景

 
 
 
夏の暑い日でしたので、今回は冷やし 甘酒と名物の力餅(うぐいす)をいただきました。
 
昔から変わらない素朴な味わいが、歩き疲れた身体を優しく癒やしてくれました。
 
江戸時代の旅人も同じ物を食べて、ほっと一息ついたのかと思うと不思議な気持ちです。
 

甘酒茶屋の力餅と冷やし甘酒

 
 
 

12:30甘酒茶屋を出発、ゴールの畑宿へ

 

東海道一の難所、橿木坂を通過します。

 

当時、多くの旅人が特に苦しんだほどの急坂は、どんぐりほどの涙がこぼれると言われたようです。

 

箱根旧街道の石畳と緑豊かな杉並木

 
 
 

【豆知識:箱根八里とは?】

箱根八里は、小田原宿から箱根峠を越えて三島宿まで続く約32kmの道。かつては、天下の嶮と呼ばれた東海道一の難所です。

 

舗装路沿いを歩く区間が増えてきました。歩道があるので、それほど危険は感じません。
 
緑豊かな山道、舗装された道
 
 
 
後半は階段が多くなり、急な坂道が増えてきたように感じます。今回は下りだったので、滑らないように気を付けながら歩きました。
 
反対方向から歩く場合、 この登りは結構きついなと思いました。
 

箱根旧街道の石畳の階段

 
 
この石畳が斜めに整えられているのは、 雨水をうまく流すためなのだそうです。
 
江戸時代からぬかるみやすい道は雨の日には歩きにくく、膝まで沈むことがあったようです。
昔の人の道づくりの工夫が今も残っています。
 

箱根旧街道の石畳ハイキングコース

 
 
箱根旧街道 畑宿の入り口に到着しました。
ここから畑宿のバス停まで徒歩で向かいます。
 

箱根旧街道の石畳と案内標識

 

 

 

14:00 畑宿に到着!バスで「箱根湯本へ」

14:00頃、ゴールの畑宿に無事到着!
ゆっくりペースで歩き、お茶屋休憩を挟んでも約3時間半で歩き切ることができました。

畑宿バス停からは箱根登山バスに乗り、箱根湯本駅へ向かいます。
 

 

 14:30 箱根湯本駅周辺でグルメ巡り

ハイキングの後は、待ちに待った下山飯&食べ歩きタイム。箱根湯本駅前の商店街には、美味しいグルメがたくさん並んでいました。

 

箱根湯本の食べ歩きの様子はこちら

下山飯として、まとめています↓

 

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お土産を買い込み、最後は小田急ロマンスカーに乗車。車内で楽しむためのお弁当を購入し、ゆったりと旅の余韻に浸りながら旅を締めくくりました。
 

 

 

 

 

衣類を入れるバックに、私はスタッフバックを利用しています。

軽量なのがお気に入り。特に防水はモバイルバッテリーなど、濡らしたくない物に利用しています。

 

 


 

 


 

 車がなくても、こんなに欲張れる!


今回の旅を振り返ってみると、車がなくてもいろいろと楽しむことができました。

車なしの移動:電車・バス・船を上手に繋いで快適移動!
離島リゾート: 初島でプチクルーズ&海の絶景と絶品海鮮ランチ。
温泉&バイキング: ホテルの温泉で疲れを癒やし、翌日に備える。
歴史ハイキング: 箱根旧街道の趣ある石畳と杉並木を歩く。
食べ歩き: 箱根湯本駅前での楽しい食べ歩き&ロマンスカー帰宅。

 

もっとゆるめの観光派の人へ

 もうひとつのプランも考えてみました


ハイキングはお休みして、ゆったり観光したいという方にむけて、もう一つのプランも考えてみました。

 

1日目:熱海観光と来宮神社見学

熱海駅到着→徒歩で伊豆山神社へ縁結びのパワースポットでお詣り→熱海駅前で食べ歩き→熱海サンビーチ海岸沿い散策→来宮神社でパワースポット大楠見学・カフェでゆっくり→パイプのけむりへ

 

2日目:十国峠と箱根観光

パイプのけむり→バスで「十国峠」へ →ケーブルカーに乗り継いで絶景堪能 →バスで「箱根関所跡」を見学 →箱根湯本駅へ戻り食べ歩きで締めくくる

電車やバスをつないでも、思った以上に旅は楽しめると思いました。



【アクセスメモ・使用路線一覧】
  熱海駅 〜 熱海港: 伊豆東海バス(約15分 / 8番乗り場)
  熱海港 〜 初島:高速船「イル・ド・バカンス号」(約30分)
  熱海港 〜 「銀座」バス停: 徒歩・サンビーチ海岸沿い経由(約10分)
  「銀座」バス停 〜 パイプのけむり: 伊豆東海バス・笹良ヶ台団地行き(来宮駅経由、約20分)
  パイプのけむり 〜 箱根関所跡:箱根登山バス等・十国峠経由(約50分〜1時間)
  畑宿 〜 箱根湯本駅:箱根登山バス(約15分)
  ※バスや船の運行本数は季節等で変わるため、事前に最新の時刻表をチェックしておくのがおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

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