ブルーバレンタイン
これは、凄い映画でした。
見ていて非常に辛いです
男女の違いがよく描かれています。
ミシェル・ウィリアムズ演じるシンディ。
医者を目指すほど優秀だったのに
ボーイフレンドの子を妊娠してしまい
その時逢ったライアン・ゴズリング演じるディーンと結婚。
二人の出会いから別れまでを
現代と過去を絡ませて描いて行きます。
（ただ過去のシーンでは、画面がブレブレで・・・
こんなに揺らさないでくれっ
）
この二人、最初から合うわけないんです。
ディーンが言うように、釣り合っていません。
将来有望されていたシンディ。
若かったので、年上のグイグイ来るディーンに
惹かれるのは分かります。
でも、結婚後は、朝からお酒を飲みながら
ペンキ塗りの仕事って
そりゃ、怒りたくもなりますよ。
シンディは、ディーンにお金を稼いでもらうことを
望んでおらず、もっと才能を生かした仕事をするよう
勧めるのに、のらりくらりとかわすディーン。
そして、キレてシンディの職場に乗り込んでくるのですから
離婚されても仕方がないです。
あと、あのラブホはないですよね。
（今は、アメリカにもラブホあるのですね）
逆にディーンの視点から考えると
何故、シンディがここまでイライラしているのか
理解できません。
だって、シンディが何も言わないから・・・
察せません。
でも、夫婦だったら離婚できるのですが
親子だったら縁が切れないので
どうしたらいいのでしょうか。
この映画のために、だらしない身体になった
ミシェル・ウィリアムズも良かったのですが
役作りのため髪を抜いたという
ライアン・ゴズリングが凄く良かったです。
余談ですがミシェル・ウィリアムズの顔を思い出すと
キャリー・マリガンを思い出します(笑)
フレンチアルプスで起きたこと
これも、男女の脳の違いがよく描かれています。
でも、これ本当にコメディなのですか
家庭内スリラーですよ。
雪崩が起きて、奥さんと子供を置いて
真っ先に逃げたパパ。
これは、一生言われますよね。
そりゃ、仕方がないと思います。
奥さんにずーっとチクチク言われて
友人の前でも言われます。
怖い、怖い
奥さんも性格に難有りの人で
今、バカンス中なのに、ここでそんな話題を
持ち出さなくてもいいんじゃないと言うタイプの人。
こんな人が近くにいたら厄介だろうなぁ。
ラストのバスも怖いです。
子供を置いてさっさとバスを降りた
奥さんも旦那さんと同類です。
アナログ
ビートたけしさん原作だと知ってビックリ
こんな繊細な話も書けるのですね。
二宮和也さんは、演技が上手いのか下手なのか
いつもよく分からないので
結局、自然で上手いのだろうなと思います。
お友達3人と喋っているシーンは
絶対にアドリブだと思われるところが多く
凄く楽しそうです
これは、アドリブをつなぎ合わせているのではないかと
思うんですよね。
自然体で良いですね。
波瑠さんも凄く良かったです。
でもさー。さすがに万が一の時には
マスター知り合いなんだから
お店に電話して伝言頼めばいいのに…と思いました。
ヴィレッジ
昔見て、途中で結末が分かっちゃったんですよね。
（この頃、こういう映画が割とあって
『アザーズ』なんて映画館で今から映画を見るって時に
結末を言い当てちゃった人…
）
それで「つまらん」と思って以来
見ていませんでした。
だって、アレはどう見ても
「悪い子いねーがー」のなまはげ👹でしょ。
それに、村の作りが不自然すぎるんです。
セット感半端ないんです。
（いや、セットなんだけれども
そういう意味ではなくて
）
どう見ても、何か作られた感が
半端ないというか何というか
生活感がないというか何というか。
あれだけの人がいて、畑も小さすぎますし
みんなで狩りにも行かない、他の村との接触もない。
（いくらアーミッシュだって外部との接触はありますし）
うまく説明ができませんが。
そこに持ってきて、外に出たらダメの掟。
この時点で、もう先が読めちゃったんですよね。
（『アンテベラム』もそうでしたが
アメリカって広大なのでこういう変な村があっても
バレない前提なのでしょうか）
でも、久しぶりに見てみたら
こんな豪華メンバーが出ていたことにビックリですよ。
（子供たちが高校生くらいだと思っていたら
結構な年だったことにもビックリ）
エイドリアン・ブロディはアカデミー賞主演男優賞を
獲った後に出ているのですよね
流石、シャマラン監督。
でも、どこにカメオ出演しているのが分かりませんでした。
あの保護区のお兄ちゃんの上司役だったとは。
顔映ってないじゃ～ん