蚊車 | Curiosity & C.R代表 ナガンキー

Curiosity & C.R代表 ナガンキー

RC car brand

ZERO RC 日本総代理店
Drift Art 日本総代理店

https://rccuriosity.official.ec/

最近、蚊車ユーザーさんが急増してます。





可愛い見た目に反して可愛くない金額なんて言ってた方がいて、妙に納得してしまいましたw


また、かれこれ10年以上もドリラジやってるとサーキットにいる「目に見える人達」だけがその世界の人たちと思いがちなんですが、1/10スケールから少し離れた所で俯瞰してみると、そこにはいない人達も大勢いるんだなと気付きました。


ラジコンをやっている、やっていないは関係なく、目に見える人たちに対してラジドリをアプローチする取り組みをしてくれる業界の「力ある有志」達。


これは私達のいるステージに呼び込み、知ってもらうアプローチだと思います。


伊藤会長が牽引するRCDC、タカヒロ君の全国王座、TAKE-Cさんの東北スタイル、マツハヤさんやジュンタ君のドリームツアー。ドスログさんの初心者歓迎のイベント、ジョイナスの伊藤さんやベガのジュンタ君やイロハのヘッドさん達の様な〇〇カップなどSNSを見渡せば多くの力ある有志がラジドリの楽しさを伝道しています。


では、私は?

キュリオシティとして出来ること、オレにしか出来ないことってなんだろうかと。


蚊車を通じて知り得た事実


ラジドリに興味はありつつも、


「その場にはまだ現れない人達」

「どれだけアプローチしても、まだその場には現れる事は決してない人達」


が多くいる事です。



私、サバゲーに凄い興味あるんですよ。

子供の時にモデルガンで遊んだし、ミリタリーも好きだし、サバゲーの緊張感って楽しいだろうなって思う。


でも、サバゲー場に行くかって言われたら行かないし、モデルガン買うかと言われても買わない。


なぜか。


仲間も居ないし、銃どれ買っていいのかも、装備はどんなのが良いのかも全く知識もないし、素人がそんなトコいってもサバゲーやってる人って怖い人多いんじゃないかとか思う。


で、ふと思いました。

コレ多分こちらのカテゴリーでも同じじゃないか?と。


それで私は多くの蚊車の新規ユーザーさんとコミュニケーションを取ってきたのですが、結果、多くの方が1/10ラジドリ未経験者だったんですよ。


興味はあったけど、一歩が出なかった。

ミニッツしかやった事ないけど、1/10の様なドリフトをやってみたかった。

蚊車ならまずは家でやれるから安心して始められる気がした。


つまり、こちらのステージまで来なくともユーザーのエリアの中に入っていく事、これもまた必要だと感じました。


それが蚊車なのだとしたら、、


ソレは


私にしか出来ない事、

キュリオシティにしか出来ない事、


つまりソレはキュリオシティの強みだと思いました。


そして、蚊車の更なる可能性


ミニッツユーザーにRWDドリラジの楽しさを伝えられる。

プラモデルユーザーに作った車が走る夢を伝えられる。


そしてホビー業界の各カテゴリーを跨いで存在し得る、既にRCを始めてる人とラジコンやった事ないけどプラモデルはやっているラジコンに興味がある人などを繋ぐ事も可能な「こと始めのRCカー」にもなり得るんじゃないかとも考えています。


その為にはマシンスペックなどもそう、金額もそう、まだまだ課題、やるべき事は多いんですが、キュリオシティとして本気で取り組む価値のある仕事だと感じています。


その為にキュリオシティは深夜でもLINEやメールなどでのユーザーサポートを公言するし、どうしても行き詰まったユーザー様にはセットアップ代行もしています。


蚊車買ってよかった。

キュリオシティがいてくれてよかった。


と言ってもらいたいからです。


キュリオシティの主戦場、1/10ラジも頑張りますが、同じくらい蚊車にも力を入れていきたいと思ってます。





と、、、


蚊車への意気込みを語ったらメチャクチャ長文になりましたが.ここからが本題ですw


蚊車のセットアップについて書きます。


マシンメイクは前後共にトーアウトを基本にしていいです。

ユーザーはお気づきかと思いますが、蚊車はとにかく前に進む力が強く、スケールスピード、、というよりコントロール出来る速さをゆうに逸脱します。

従って、前後共にトーアウトにアライメントで物理的に前に進む力を逃した方が操作が楽ですし、結果、スピード感も1/10同様になります。


そして、リアキャンバーは目視で0を狙い、リアタイヤは面接地の方がより操作感が上がります。


まぁ、それでも1/10のコンペ仕様車レベルの加速はします。


どうしてもリアが振られてフロントのトレース感が得られない場合はウェイトセッティングでフロントあたりにオモリを載せるのはかなり効果的です。


ドリフトを始めるのもドリフトを畳むのも楽になるはずです。


次にサスペンションセッティングですが、車体が軽いので極力柔らかめのセッティングで微々たるものですが、しっかりと荷重が動く様にしてあげた方がいいです。


そして重要なのが電子デバイスのセットです。


まずアクセルレスポンスは低回転からしっかりと回るセッティングに。


ブレーキについては慣れるまではあまり強くなくても良いですが、慣れてきたらブレーキは一発目からかなり強く効くように。


ブーストは強めかつ早めに効き出し、ターボも強めがいいです。

但し、加速はドライブ周波数を強め(数値は小さい)にしてアクセルを踏んで曲げていく方が操作しやすいです。


本来、6m×3mくらいのコースが欲しいんですが、蚊車ユーザーさんが購入されたコースマップの売れ筋は1.5m×3m以下が多かった事を考え、そのサイズの中でよく走る為には低回転(スロットルの浅いところ)から鋭くよく向きを変えられるくらいのレスポンスが欲しいので場合によってはスロットルのエンドポイントを130程度まで底上げして低回転レスポンス上げるのもアリです。


ジャイロはゲイン70〜80程度


マシンレスポンスを上げる為に極限までガタを取ってあげて下さい。

DA3Sはあまりシムがありませんが、ZERO-RCはシムを沢山取り揃えておりますので流用するのもアリでしょう。


蚊車はとても小さいのでちょっとしたガタ取りでも車の挙動が明らかに変化し、手間をかけた分のメリットはとても大きいです。



と、蚊車セッティングの備忘録を置いておきます。

良かったら参考にしてみて下さい。





では、また。