今年12月に行われる韓国大統領選挙において現在ダントツの人気を誇っているのがハンナラ党の李明博(い・みょんばく)候補です。この人物は建築屋(現代建設)からスタートし、国会議員やソウル市長を務めるといった経歴を持っています。
国内政治的には保守派に属し、北朝鮮に関しては韓国では強硬派とみられているようです。そもそも、李の出身党であるハンナラ党は盧泰愚時代からの政権与党民主自由党を中核に1997年に結成された保守系の政党です。おのずと、現政権の左翼性向とは反目する間柄であり、盧武鉉(の・むひょん)政権を痛烈に批判してきた経緯があります。
アマチュア政治とも揶揄される盧武鉉政権は韓国に様々なひずみを生みだしました。当初「東アジアのバランサー」を標榜し、日本と支那のパワーバランスにおけるキャスティングボードを握ろうと大々的に喧伝していましたが、反日反米親中親北と極端な外交政策に走り、バランサーどころか支那の忠実な下僕を演じるピエロとなった韓国は日米から距離を置かれるようになりました。
また、国内経済も先日の発表値ではここ二年間で約一兆円規模の外国資本が韓国から引き揚げるなど悪化の一途をたどっています。
構造改革をおざなりにして韓国病の原因の一つとも言われる官僚優遇はよりいっそう進んでおり、日本など各国で公務員削減が叫ばれる中、ただひとり韓国だけはどこ吹く風と財政状況が逼迫してきているにも関わらず盧武鉉政権5年間で6万3000人の公務員増加を行っています。
現実を直視できない愚かな大統領による愚行のつけがここにきて一気に出始めており、さすがに愚民韓国人といえども自国経済の低迷や外交の行き詰まりなどを肌で感じるようになってきているようです。その結果が、大統領選挙で一騎打ちが予想される李と与党系大統合民主新党の鄭東泳(ちょん・どんよる)元統一部長官の支持率に表れているといえるでしょう。10月30日付の最新世論調査(朝鮮日報より)では、李明博53.7%に対し鄭東泳17.1%と李が鄭を圧倒している状態です。このまま順当にいけば、李の当選は確実と思われます。
仮に李が次期大統領になった場合、日韓関係は大きく変わるでしょうか? 恐らくそれはないと私は思います。李は基本的には保守系に属する政治家ですが、韓国においては保守だろうが左翼だろうがお構いなしに反日がまかり通っており、特に政治家は親日派というレッテルを張られることが政治生命の終わりであることを自覚しているため、日本に対して融和的な対応をとりたくてもできないのが現状です。
これまで李は日本の歴史歪曲の是正を訴えるなど反日行為を行いながら、一方では日本側に配慮をみせる言動も行ったりと、盧武鉉のような極端な反日に走らないように注意しながら、かといって親日派とも見られないように苦心の舵取りをしている様が見受けられます。
李のこれまでの言動から考えて、盧武鉉政権の行ってきた反日政策から若干日本との対話路線に切り替えるものと考えられますが、反日国家の愚民たちが熱望する「反日の期待」を裏切ってまで日本との関係修復を目指すことないでしょう。歴代韓国政府が行ってきた国策としての反日が韓国社会にとって取り返しのつかない所まで来ており、残念ながら誰が大統領になろうが日韓関係は現状維持で悪化したままか、より悪化の度合いが進むものと予想します。
それはそれで韓国そして韓国人の愚かさや危険性を指摘してきた人間の一人として、韓国人に幻想を抱いている一部の日本人にいい薬になるものと歓迎すべき面があると思っていますが、米国の内政絡みの事情から二転三転する東アジア情勢の中で、幅のある外交政策を日本が取り得るためには反日一辺倒の盧武鉉極左政権よりは、話し合う(わずかな)余地を持った李明博政権のほうが現状において日本の国益にいくらかでも合致すると考えます。
我々は過度の期待を持つことなく次の韓国大統領がどのような対日外交を目指すのかを冷静に見つめていく必要があるのです。
<保守系四団体合同企画>
来る11月17日(土)午後より、靖国会館で在特会など保守系四団体の合同企画として「激論!外国人参政権の是非を問う」をテーマに一般参加者のディスカッションイベントを行います。
詳しい情報は後日発表していきます。
<お知らせ>
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<今週のお勧め書籍>
李 明博, 屋良 朝建
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