趙英男という韓国人 | Doronpaの独り言

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趙英男(チョ・ヨンナム)という名前を聞いてピンと来る人はどれくらいいるでしょうか?
韓国歌謡界では第一人者として名前が知られた人であり、画家であり、KBSに自分の名前を冠した番組を持つ韓国の有名人です。今年4月の『親日発言』騒動で韓国でも親日派として糾弾され、番組を下ろされるなど一時日本でもその騒動が伝わり話題になった人です。
この『親日発言』というのは、今年4月に日本の産経新聞のインタビューにおいて、彼が竹島や歴史教科書問題に関連して「
冷静に対応するなら日本の方が(韓国より)一段上だ」と述べただけの事だったのですが、韓国でそれが利敵行為と言わんばかりの「親日騒動」となったのです。余りにも馬鹿馬鹿しい話なのですが、韓国各地での趙英男糾弾運動に発展し、趙英男は記者会見を開き「韓国民へ向けた謝罪」を行い許しを乞うています。

最近の多忙にかまけて、これまで買いためていながら読んでいなかった韓国関連の本を整理していたところ、その趙英男著作の『殴り殺される覚悟で書いた 親日宣言』(2005年4月、ランダムハウス講談社)なる仰々しいタイトルの本が出てきました。タイトルの面白さから買った本でしたが、途中まで読んで内容的に・・・であったので、一旦読むのをやめて本棚の奥にしまっていたものでした。

せっかくの機会なので再度挑戦しようと、就寝前の時間を利用して数日かけて読み直してみました。
幾つかのコラムをまとめた本で、趙英男の自伝が半分、残りの半分が日本がらみでの日々思うことといった感じの内容です。正直、この本を読んで「
これの一体どこが親日宣言なのか?」と首を捻るばかりの内容でした。良くて『知日宣言』であり、口の悪い人なら『親日に名を借りた反日妄想自伝』と言うかも知れません。
しかし、一応スターである一人の韓国人から見た、日本の印象や想いを直に感じ取ることが出来る興味深い内容でもありました。

誰が靖国参拝を外交問題にしているのか?

でも指摘しましたが、やはりこの韓国人も「
ABC級戦犯の区別は、罪の大小による区別」と思い込んでいる様子が伺えます。『戦犯を合祀するということは、言い換えれば戦後の国際軍事法廷でそれこそ死に値する罪のため死刑を言い渡された特A級戦犯をいきなり神格化したということを意味する。』(同著、P143「靖国神社の前で私は・・・」より)ABCはカテゴライズでの区別であり、特赦を受けたり処刑されなかった者もいますが、BC級戦犯も判決後処刑されています。そしてそのBC級戦犯には趙英男の先祖たる朝鮮人戦犯も多数含まれているのです。

そしてこの靖国問題に対する韓国人の思いを象徴する一節がこちらです。
『だが韓国の事情は違う。深刻だ。何年か前までは韓国と中国は日本の首相の靖国神社参拝問題が起こるたびに警告のメッセージを出しては、脇腹をツンツンと突いていた。それだけだった。だが、待望の二〇〇四年からは違ってきた。我らが友邦中国の握り拳が相当強くなった。今や日本が侮るような態度に出たら一発振り下ろさんばかりの勢いだ。果たせるかな、すでに襟首をつかまえて脅す時代の幕が上がった。脅しても解決を見られないならしかたない。そのときは
痛い目にあわせるまでという時代に向かうことになる。人はそれを戦争と呼ぶ。』(同著、P)144「靖国神社の前で私は・・・」より)

中国への事大ぶりと「これのどこが親日宣言なのか?」と誰もが思う一人の韓国人の反日の想いが綴られています。この本を読んでいくと、こういった明らかに日本を蔑む内容が至る所に見受けられ、多分それでも韓国では少しでも日本に理解を示す内容を書くことは『親日派』として扱われるのでしょう。
「殴り殺される覚悟で書いた」と意気込んではいますが、先述のようにその覚悟も何処へやら、周りから親日派として糾弾されれば涙を流して謝罪という還暦を過ぎた悲しい韓国人の姿が見えてきます。

韓国における反日とは、
如何なる日本への理解も同情も賞賛も許されず、過去現在未来を通じて日本とは韓国にとって『恨』の対象であり、常に非難の対象でなければならないのです。自称親日の韓国人の著作からは、そういった韓国の反日に歪んだ社会構造の一端が見えてくるような気がするのです。


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