泥棒猫、怒りに燃える | 泥棒猫の言い分

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私は、なんの連絡もなくアメンバーさんを削るような無礼な真似は絶対にいたしません!

ので、こないだまで見れてたのにあれっ?となった方は、ぜひご一報ください!お手数ですが、ご申請くだされば再度承認させていただきます!(この文章は本編には関係ありませんのでのちに削除します)

 

 

 

 

 

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「背中を小さく丸めて、泣いてる姿を見てると、なんか可哀想でバックハグしてやりたくなった」

 

虎キチが言いました。

私は思いました。

 

そんな話聞かされる私は可哀想じゃないわけ?

 

 

 

 

 

この頃あたりから、虎キチはモラ美に対して同情的な言葉をよく口にするようになりました。

やはり、モラ美のモラハラとDVがひどかった時期は虎キチの方に怒りがありましたが、現在は自分が彼女を捨てる側、彼女は可哀想に捨てられる側、そうした構図もありますし、モラ美自身もそのことを強調するように被害者面をしてもいます。

 

しかし、冷静になって考えて欲しい。

 

彼女がこれまでしてきたことを。

暴言を、嘘八百を、DVを、浪費を、

あなただけじゃなく、子どもにも、あなたの両親にも、その他お友達や知り合いすべての人たちにかけてきた被害を。

 

離婚なんか、自業自得としか、言えないよね?

彼女が傷つけてきた人々への被害考えたら、同情なんか要らないでしょ!

 

 

 

私がいくらこう言ったところで、虎キチは、

 

「言ってることはわかるけど……」

 

そして、二言目にはこの言葉を口にするようになりました。

 

「俺、非情になり切れない男なんだよね」

 

いいえ、ずいぶんと非情ですよ!

その女以外の人間に対してはね!

私に対してはね!

 

 

 

 

 

 

 

虎キチは、20年以上も自分を殺して、モラ美を受け入れてきました。

モラ美が虎キチの正義なわけです。

ここでモラ美を否定するのは、虎キチの20数年を否定することになるのです。

 

彼は今、精一杯の戦いの時期真っ只中。

 

これまで彼女を肯定して受け入れ続けた、悪い自分を直視し、戦わなくてはならない、

そして、モラ美もろとも、その悪い自分を打ち倒さなければならない。

 

その戦いに、挑んでいるからこそ、

彼は20数年も背負い続け、この先も一生背負う覚悟だったモラ美を捨てようとしているのです!

 

 

 

 

 

 

 

それは、わかってる。

わかってるからこそ、

私はこんな気持ちを黙ってる。

 

私はあなたを好きなんだよ?

そんな言葉を聞かされる私の身にもなってよ、

どれだけ残酷なことを言っているのか気づいてよ!

 

私の世界で一番大切な人が、

その人自身を苦しめる人間を、

私が世界で一番憎んでいる人間を、

愛おしいと、

抱きしめてやりたいと、

 

同意しろって言うの!?

可哀想だねなんて口が裂けても言いたくない!

彼女は悪だ、

許せない悪だ!

 

 

 

 

嫉妬などではありません。

虎キチが私を選んだことははっきりしています。

これは、怒りです。

義憤なのです。

 

 

 

 

 

私にも言い分は山ほどありましたが、この時の虎キチに言っても分かってもらえないこと、この時の虎キチのキャパを超えていることくらいは理解していました。

 

少なくとも、現実を見ればいい。

虎キチは、離婚を選んだ。

その女より私との人生を選んだ。

捨てる覚悟があるからこそ、同情してるんだ。

そう考えると落ち着けました。

 

 

 

わかってほしくても、

今はその時じゃない。

いつか私の気持ちはわかってもらえる。

 

 

 

 

 

 

 

私はこうして自分の中の思いを押し殺しました。

こうしたことはこのあとも何度も起こります。

そのたびに思いを押し込めてゆき、

いつかそれが噴出して事件に発展することも気づかずに。