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2カ月前まで知らなかった人間で、今も会ったこともない相手との遠距離恋愛からの略奪婚。
これまでの私の恋愛体力からすると途方もない離れ業をやってのける決意の上に、彼は、
モラハラ妻との共依存人生。
というムチャなオマケを背負っていました。
しかし私は、
もう引き返せないところまで来てしまっています。
仕方ありません。
肚はくくりました。
毒を喰らわば皿までいく女、それが私。
大抵の侮辱は受け流します。
しかし一度戦うと決めたらやります。
椅子で殴られたら机で殴り返す女、それが私。
私の目的は、
①虎キチを完全に私に夢中にさせて、共依存から抜け出させ、モラ美に対して何の罪悪感もなく離婚する。
②子どもを引き取る。
③モラ美を最大限に傷めつける。
この三点でした。
男に対しての最大の女の武器はやはりSEXです。スキンシップです。
しかし関東と関西、それが封じ手なのはかなり痛い。
まあ、考え方を変えてみれば、抱けない女ほど男は夢中になる法則もありますし、いつもSEXできる女(モラ美)をそこまで嫌いならここは却ってアドバンテージでさえありそうです。
あとは優しい言葉、この人が優しさに飢えているのがよくわかったために、これは意図して以前より多くかけ、特に話をよく聞くように心がけます。
虎キチは感情より理性を優先するタイプなので、共依存については説明さえうまくできればわかってもらえると思えました。
ただ、難しいのは、虎キチも男性ですから男性のプライドがあります。
彼は柔軟なので、女が口出しするななどとは言わない人です。若い人からの忌憚ない意見も快く耳を傾けます。
しかし、
自分は男前・自分は稼げる・自分は頭いい・自分は強い・自分は勝ち組、
だから妻を守って当然。
などの自己評価を下している人に、アンタのそういう思い上がりが利用されてんだよ、などと言えるはずがありません。
それに、
私が下手にモラ美の悪口に聞こえる話をしてしまったら、単なる妬きもちとして処理されるリスクもありそうです。
それは困ります。
男に惚れなかった女が妬きもちか~、お前も可愛くなったなあ~、とかならまだマシですが、下手に、
人の悪口をいう人、
こんな認識されれば私の評価も下がるのです。
なので、話す方法には細心の注意を払う必要がありました。
③の点、これはかなり酷いことを言うなとヒンシュクも買ってそうな気がしますが、これは虎キチやその子どもたちの復讐でもありますから、私にとっては必須でした。
それに、これだけは間違いないのですが、重要なポイント。
自己愛性人格障害者は、傷つきません。
哀しいと思うことすら、ありません。
彼らの感情は極めて単調です。
相手を人間と思っておらず、自分の所有物だと認識しているので、
「勝手な真似すんな」(虎キチに対して)
くらいの怒りの気持ちしかないのです。
(とても大げさに泣いたりしますが、本心で悲しんでいませんし、見せつける目的の演技だからオーバーになるのが特徴です)
私が虎キチとどのような会話をしていたのか。
次回からはその点を書き起こしていってみます。