泥棒猫、泥棒猫を復活する | 泥棒猫の言い分

泥棒猫の言い分

愛した人を略奪しました。

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子どもの虐待を止められない虎キチ。

彼に対しても怒りと軽蔑がすさまじく沸き起こった私ですが、

 

モラ美に対してはその一億倍以上の怒りがありました。

 

当然ではありませんか。

やってる本人ですからね。

 

いじめを見て見ぬふりをする人たちも消極的な方法で悪に加担していると言えますが、

やはり一番の悪はいじめをやる人間、それと同じ。

 

自分と自分の愛する人とのDNAを足して授かった無力な命をいたぶる。

 

人間の心があれば、やれないことです。

それに、やられてるのは、私の愛する人の子どもなのです。

 

 

 

 

それだけでも、私にとってモラ美を敵対視するに充分すぎる理由なのです。

それなのに、

 

人を愛せない欠陥人間の私が、

生まれて初めて愛し、きっともう誰も愛せないだろうと思う男。

この世界でたった一人の、大切な男。

この男さえいれば全世界を敵に回してすら私は戦うと思えた男。

 

その男が、

こんなクズ人間にどうしてここまで痛めつけられなきゃならんのよ。

 

 

 

あの、私を縛りつけていた、過去最後の不倫相手のみすぼらしい奥さん。

彼女の姿が遠くなりました。

 

なにも悪くない彼女の大切な人を奪ってオモチャにしていた私、あの時の申し訳なさ、罪悪感、加害者の重荷。

あの時背負いこんだすべてのもの。

不倫を封印し、葬り去って過去の罪を悔いて生きていく覚悟、その決意が、

 

それがどうした。

 

という居直りによって木っ端みじんに吹き飛ばされました。

 

ていうかこのクソ女から彼を救い出すの善行じゃね?

 

とまで思いました。

 

 

 

 

 

 

基本的に他人に関心がないので、私は誰かに滅多に腹が立ちません。

他人に期待しないからです。

裏切られても、中傷されても、バカにされても、

別にその人に気に入られたいとも思わないので、どうでもいいのです。

承認欲求が低いのです。

 

 

 

 

 

そんな私がここまで激怒し、

怒り。

いや、

憤り、

憎しみ。

そこまでの感情を昂らせることは、

これまでの人生で初めてのことでした。

(これ書いてる今でも、当時の気持ちを思い出し、殺意レベルの猛烈な敵意が湧き上がって動悸がしてくるくらいです。アドレナリンがアホほど出て困ってます)

 

 

 

 

ユルセナイ、

ゆるせない、

許せない、

赦せない、

 

赦さない!

 

 

 

 

彼も子どもも私が引き受けるよ、

この基地外女から根こそぎ奪ってくれる、

この地獄家庭ぶち壊してくれる、

全部強奪してやるから貴様だけが地獄で吠えていろ、

貴様は敵だ、

私の敵だ、

心の痛みなんかまったく起こらない、

破滅してしまえ!

これを罪だと言うなら私は一万回でも断罪されてやるわ!

 

 

 

 

愛する男の正妻。

 

その理由で、私がモラ美を憎んだことはそれまで一度もありません。

虎キチが私に夢中なのはわかっていますから嫉妬はないし、

むしろ私は婚姻関係というものをそう重く見ないところがありました。

フランス婚なんて言葉ありますよね。

後藤久美子とジャン・アレジがやってるヤツ。

あんな関係の方がいいじゃないか。

もうとっくにイヤになりきっている男女が、籍の問題だけで腐った夫婦をダラダラやってるのは逆にミジメでウソ寒い関係だよな、なんて考えていました。

 

 

 

 

 

私は、

再び不倫女に戻る決意をこの時固めました。

それどころか、

初めて不倫で本気の略奪者になることを心に誓いました。

 

この、機能不全家庭を破壊して、彼と子どもを救い出そう。

家庭だけではない。

貴様の心を破壊してやる。

貴様の心臓にくさびを打ち込み、ナイフでメッタ刺しにしてやる。

生きたまま腐るほどの苦しみを与えてやる。

楽には死ねない呪いをかけてやる。

 

この、妻を名乗る、人間の形をしている悪魔を、もともと住んでいた地獄に叩き送ろう。

 

貴様から愛する男を奪う。

絶対に、

奪う!