虎キチのこと ① | 泥棒猫の言い分

泥棒猫の言い分

愛した人を略奪しました。

猫が本気で惚れた男。

ものすごく強引に猫の心を奪った強い男なので、虎キチとしとくよ。

虎キチが虎吉なのか、虎基地なのか、虎狂なのかは、読者さんにお任せしとくよ。

(東京人なのに、阪神ファンだけど!)

 

 

 

 

 

 

 

 

虎キチは元ヤンで、そのまま真っ直ぐ行っちゃうと雀士かヤクザかホストにでもなって、歌舞伎町あたりでのたれ死んでただろうと自他共に認めるヤンチャ者。

でも幸いにしてそうはならずに、現在は事業を経営し、それなりに成功しています。

(よかったね!)

 

 

 

 

喧嘩っ早いし暴力的だけど、涙もろいし人情家だし、オス臭ハンパないクセにビジュアルは中性的で美少年ちっくだし、趣味は筋トレとかジョギングとか登山とかだけど読書量すごいしインテリだし、あらゆる方向に無敵で楽しい男ですわ。

 

 

 

正義感は鬼ほど強くて、曲がったことが許せない。

 

 

 

信号無視の車を身体張って止めて、運転手を引きずり出して、どこ見てさらすんじゃゴルァァ!などと、命いらない行動など朝飯前。

 

特に女性に優しい虎キチ。

もっとも許せない犯罪は殺人よりもレイプだと言ってのける。

女性には敬意を払い、けっこうモテ男なスペックの持ち主のクセに二股だけは絶対しない。好きな女でなければどんな美人でも抱けないと言い放つ、超真面目な虎キチ。

 

 

 

 

そんな虎キチが、不倫。

 

なぜに!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

虎キチは、20代前半で、結婚した。

相手にとっては、虎キチが初めての男だったし、虎キチには彼女は純情で真面目なお嬢様に見えた。

虎キチが別れようと言ったら、結婚してくんなきゃヤダって大泣きしてすがりついたという話。

 

 

自分に処女をくれて、一生自分だけでいいという。

ちょっと虎キチ、ほだされてしまう。

この時想像できたろうか?

 

 

 

この女が恐るべきモラハラ妻に豹変するなどと。

 

 

 

 

 

 

純情で女にめっぽう弱かった、若い当時の虎キチには、そんな発想これっぽっちもなかった。