実写映画化された「銀魂」を鑑賞しました。
マンガの実写化は批判を受けやすいですけれど、ギャグ主体の作品は
多少役者が原作とイメージが違っていても笑えれば許される部分があるので
実は実写化に向いているのかなと思いました。
監督に笑いのセンスが要求されるので、別の意味での難しさはあるでしょうが
今回は「勇者ヨシヒコ」の監督という事もあってその点がクリア出来ていたので良かったです。
邦画はハリウッドと違って技術はあるけどお金がないので、CG表現では「シン・ゴジラ」であっても
比較してしまえば残念なレベルという現実があるのですが、ギャグ主体の作品だと
CGや合成にもシビアにリアリティを求められず逆にチープさが笑いになったりするので、
その点でも銀魂は実写化に向いた作品だったのではないかと思います。
今後の「JOJOの奇妙な冒険」や「鋼の錬金術師」は銀魂に比べるとシリアス寄りなので
どうしてもCGのチープさがあったら批判の的にならざるを得ません。
銀魂の弱点は笑いがメタな感じなので、ネタに使われた元の作品を知らないとピンとこない部分がある事でしょうか。
ネタバレになるので白字で書かせていただきますが、この辺のネタは元ネタを知ってる事が必要かと思います。
映画冒頭でTBSのカウントダウンTV風表現
小栗旬が「花より団子」で演じた類の言い方で「か〜ぐら」と呼ぶ
シャア専用ザクと六角精児さん演じる似てないシャア少佐
ナウシカとメーヴェ
メタな笑いは知ってる人しか笑えないというのは原作でも同じではありましたが。
とりあえず、銀魂が好きな人にはおすすめできる映画だったと思います。