映画「寄生獣 完結編」 | 沈みかけ泥舟のメモ

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映画「寄生獣 完結編」を鑑賞しました。

前編と同じく原作コミックのうち
物語の軸部分だけで構成されているので
人間関係が薄くて心の葛藤などが描き切れていない感じがありました。

必要最小限のシーンで作られているので
物語のポイントはわかりやすいのですが。

ただしヒロインの村野里美とのシーンは
原作とタイミングを変えてしまったために
泉新一は右腕がない時にも会っていて、
ミギーの存在を知っているのか知らないのか
よくわからない描き方になってしまったり
シーンを削ったための混乱もみえました。

もっと思い切った原作からの改変をしてしまう事で
すっきりとまとまった作品に出来たんじゃないかと思います。

前編については原作を知らずに映画だけ見た人の方が楽しめると思いますが
完結編は原作で少し補完した方が楽しめると思いました。

原作ファン、までいってしまうとどんな映像化にしても不満が出てしまうでしょうけれど。

原作と比べて映画版が良かったと思えたのは
深津絵里さんが演じた田宮良子でしょうか。

マンガでは描けない表情の変化を見せたのは
深津絵里さんの演技力のたまものです。
深津絵里さんの田宮良子を見るだけでも価値がある映画かもしれません。