サスペンスというのは物語に不安、ドキドキとした緊張感があるものの事だそうです。
例えば、古畑任三郎やコロンボのような犯人もトリックも先にわかっていて
主人公がどうやって真相に近付いていくかという物語は
ミステリーではなくてサスペンスという事になります。
東野圭吾さんのガリレオシリーズみたいに犯人はわかっているけれど
トリックがわからないものや
とうぜん犯人もトリックもわからない西村京太郎さんの作品みたいなものは
ミステリーという事になります。
実際にはサスペンスだけの作品はあってもミステリーだけの作品というのはほぼないので
何となくうまく分けられずに混同されているわけですが。
ミステリーでサスペンスという作品の代表格といえば
今はジェフリーディーヴァーの「リンカーン・ライム」シリーズではないでしょうか。
- ボーン・コレクター(上) [ ジェフリー・ディーヴァー ]
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- コフィン・ダンサー(上) [ ジェフリー・ディーヴァー ]
- ¥709
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まるでジェットコースターと言われる作品です。
最近の作品でこそ息切れしてきた感があると言われてますが
それでも標準以上の面白さを維持しています。
読んだ事がない人がうらやましいです。
これから「リンカーン・ライム」シリーズを読めるんですから。
長編をいきなり読む勇気がない方、
時間があまりない方には、
ジェットコースター感はありませんけれど
どんでん返しで驚かせてくれる短編集「クリスマスプレゼント」をおすすめします。
- クリスマス・プレゼント [ ジェフリー・ディーヴァー ]
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原題は「TWISTED」でそのタイトル通り
すべての物語にどんでん返しがあるという本です。
この本を読んでみて気に入ったら「リンカーンライム」シリーズもおすすめします。
サスペンスミステリーとはどういうものか
ジェフリーディーヴァーの作品を読むとよくわかると思います。
ミステリーは好きだけれど、
やっぱり時間がないから長編はちょっと、という方。
「クリスマス・プレゼント」みたいに短編ならたくさん読みたいという方には、
たくさんの短編ミステリーを残したエドワードホックの作品をおすすめします。
禁酒法時代のアメリカの小さな町にやってきた町医者が
密室殺人や物体消失などの不可能犯罪ばかり推理する事になる
「サム・ホーソーンの事件簿」シリーズ。
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ケーキに立てたロウソクやプールの水、オモチャのネズミなど
価値があると思えないモノばかり依頼を受けて盗む怪盗ニックが主人公のシリーズ。
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どれもこれもひとひねりがあるミステリーで
謎が好きな読者を満足させてくれるはずです。