帰宅までの時間で書類を書き上げようと
タブレットのアプリを使おうとしたら
「応答していません」の連発になりました。
何十回のレポートをGoogleに送信したかわかりません。
結局、一文も入力出来ずに家に着きました。
紙のメモと紙の本や書類だったら
こんなことにはならなかったのですが。
アプリの中にはずっと「ベータ版」を名乗っているものがありますが、
そういう自覚的に発展途上を表明しているアプリに限らず
ネットと関わるあらゆるサービスやアプリは
「未完成、不完全であり発展途上」というのが前提です。
それは変化を続けるという強みでもありますが
いつまでも不安定であり、存在し続けるかわからない
という欠点でもあります。
経済系の記事やコメントを見ていると
紙媒体から電子書籍への転換や
タブレットを使う業務への早い適応こそが
ビジネスチャンスだというような内容に溢れてます。
AmazonやGoogleの例を見てわかるように
ネット関連のビジネスは先鞭をつけた者の一人勝ちになりやすいので
大きな利益を上げるためには1日でも早く
あらゆる事をネットに移行し最適化するべきだと焦る気持ちはわかります。
でも、紙やペンだったら問題なく出来た事が
自力での修理が困難なスマホなど電子機器に依存した事で
かえって貴重な時間やタイミングを失うかもしれません。
大げさな話にすると、多様性がなければ
たった一つの天敵によって全体が壊滅する可能性があるわけです。
スマホやタブレットと無駄な格闘をする事で
そんな危機感を抱いた帰宅時間でした。