韓中日のマッチポンプ | 沈みかけ泥舟のメモ

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マッチポンプという日本語があります。
カタカナの表記でいかにも英語っぽい言葉ですが
日本でしか通用しない言葉です。

意味は自分でマッチを使って火を点けて騒ぎを起こして
自分でポンプの水を使って消火することで英雄になろうとする
一言で言えば「自作自演」のような行為を指しています。

韓国、中国、日本の保守反動政治家や右翼などの国粋主義者が
「靖国問題」「靖国参拝」を使うのが
この「マッチポンプ」の一つの形かもしれません。

中国政府は8月15日の参拝はもちろんとして、
それ以前や以後の総理大臣による参拝もお金などを納める行為も
常に強く批判をしています。
そんなに批判する必要はないんじゃないか、というくらいの批判です。
なぜそんなに批判するのかといえば、
「靖国神社への参拝」を中国人を侮辱する行為だと盛り上げることで
「日本から中国を取り戻した中国共産党は正しい」と
中国国民に主張するためという思惑があるからです。
そういう意味では中国の政治家にとって
日本の政治家による「靖国参拝」は好都合だといえます。

事情は韓国も同じです。
中国と同じように「靖国神社参拝」を批判することで
韓国国内の保守反動な国民から支持を得て
政権の基盤を強くすることが出来ます。

そして、日本の政治家ですが
「靖国参拝」をすることで国内の保守的な国民から支持を得られることもありますが
「靖国問題」として中国や韓国から批判されることも好都合だったりします。
韓国や中国が批判してくることをわざわざ行い、
その批判に反論したり韓国や中国をろくでもない国だと印象づけることで
日本の政治家や政府への支持を高めるという狙いがあります。

韓国、中国、日本のそれぞれの保守反動派な人間にとっては
「靖国参拝」のような問題は好都合なわけです。
お互いに友好的な関係を築くよりも対立していた方が
利益を得られる保守反動な人間が政治の中心にいる限り
韓国・中国・日本の政治的な対立は軟化することはないでしょう。

とはいえ、民主主義の韓国と日本に対して
中国は中国共産党の一党政権です。
中国の民主化が進まない限り日本周辺の対立構造は変わりそうもありません。
また、今の中国国民の中には中国共産党が自分たちの都合で
日本を悪役にする教育を続けていたので
現状のまま中国が民主化したとしても反日政治家だらけの
日本にとっては余計に危険な国になりそうですが。

安倍晋三自民党は衆議院総選挙に続いて参議院選挙でも大勝したことで
国民のすべてが自分たちの考えを支持しているような感覚になっています。
この8月にどんな行動に出るのか注目したいと思います。

泥舟、韓国・中国・日本のくだらないいがみ合いを冷めた目で見る。