今回の選挙から国民投票を考える(憲法96条改正を思う) | 沈みかけ泥舟のメモ

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今回の選挙では投票率が3050%ほどでした。

自民党の憲法改正草案によると
憲法96条を「衆参両議院の過半数」「国民投票は有効投票数の過半数」
とすることで本当の狙いである憲法9条改正を目指しています。

国民投票が「有効投票の過半数」ということは
今回の選挙を見る限り投票率3050%程度のさらに半分、
1525%ほどの人間が「賛成」すれば憲法を変えられるわけです。
残りの8575%の日本人の意見は聞かなくても問題ないということのようです。

この辺にも「憲法は国民から国家・政府への命令書」という
立憲主義の基本を知らないのか無視しているのかわからない態度が見えます。

憲法という政治家や官僚の身勝手を止める唯一の力を
わずか1525%の日本人でどうするか決めるのはどうなんでしょうか。

「声を上げない方が悪い」「投票しない方が悪い」と言って
すべての責任を国民に押しつけてもいいのか考えてしまいます。

国民投票はやはり「有権者の過半数」とすることで正当性を確保して
投票率が50%に満たないときは何度でもやり直す
というくらいの誠実さと真剣さが必要だと思います。

泥舟、自民党大勝で何を言っても虚しいけど。