2011年3月11日の東北大震災とそれに続く福島原発事故以降、
テレビCMで太陽光発電パネルをよく見ました。
最近はどうでしょうか。
私の生活パターンが変わったわけではないのに
すっかり見なくなったように思います。
自民党が政権についてからでしょうか。
原発再稼働、原発の活用を使命だと信じる政権の誕生に合わせて
太陽光パネルのCMが消えたように思います。
なくなったわけではないと思いますが、激減したように感じます。
まるで、太陽光発電の普及を嫌う
電力会社や原発推進派に妨害されたようです。
私が知っている工場関係者に聞いたところ
太陽光発電パネル設置工事は激減しているといいます。
市場が頭打ちになるほど太陽光パネルが溢れているとは思えません。
日本人の環境意識が低くなったということでしょうか。
CMを流しても思っていたよりも
受注出来なかったのでしょうか。
その昔、自民党政権が太陽光パネルを普及させるため
税制でも優遇していた時代は
日本の太陽光パネルは世界のトップでした。
しかし、税制優遇が撤廃された後、
ヨーロッパの国にトップを奪われました。
その国では今は供給過剰になって
太陽光パネル工場や企業が苦境に立たされているようですが、
ともかく、太陽光パネルのような
国のエネルギー政策に関わるモノは
政権の意志に大きく左右されるのは間違いありません。
電力会社と経済界の要請に従って
原子力発電を推進するために
邪魔になる太陽光発電の妨害をしている、とは
思いたくはないのですけれども
安倍晋三さんの発言や自民党の発言をみていると疑ってしまいます。
原子力発電をすれば必ず出てくる放射性廃棄物の問題がありますから
太陽光発電など他の発電技術に
もっと注力していただきたいと思います。
泥舟、CMには時代が写る。