毎年、お正月の特番を見ると
前の年のクリスマス以前に正月飾りや
紅白の垂れ幕、おせち料理や着物・はかまで
年明けを精一杯装って撮影したんだろうな、
なんて失笑したり冷笑をもらしたりしてました。
でも、自分を振り返ってみると
年明け前に年賀状を書いて、そこには
「今年もよろしくお願いします」なんて
2012年のことか2013年のことかわからない
文面をしたためていたりするわけです。
しかも、国民が政治を諦めた結果大勝した自民党が
憲法改正・原発推進・消費税増税・インフレ誘導など
ろくな結果になりそうもない政策を進める2013年ですから
「よい一年になりますように」なんていう言葉が虚しくなります。
よくならないことが目に見えているのに
よい一年を祈念した年賀状を大晦日前に書いて投函する。
テレビ局を笑えない行動のように思えます。
本来は「年賀」の品物を持って元日に
親戚や知人宅をあいさつまわりするはずのところを
遠方だからなどの理由で手紙だけで失礼します、
というのが年賀状だったはずですから
あまり年賀状投函に力を入れるのは間違いという気もします。
経済の活性化につながるように
お中元、お歳暮みたいにお年賀も品物を持って
元日に家を回るという風習を復活させるのもいいかもしれません。
元日に買って行くなら、大晦日前に
「あけましておめでとう」なんて書く矛盾もなくなります。
泥舟、年賀状を書きながら2013年を想像して虚しくなる。