もうすぐロンドンオリンピックが始まりますが
ロンドンは監視カメラの多さで有名なことを思い出しました。
「人を見たら泥棒と思え」
と言いますけれどロンドンはテロリストへの過剰な恐怖から
すべての人間を犯罪者予備軍とみなす街になってしまいました。
なんでも最新システムではスマートフォンのアプリで
不審者の姿を配信までしているようです。
犯行が行われた場所近くで犯人と似た服装をしていたら
自分の姿が監視カメラから切り取られて配信される可能性があります。
犯罪者と同じ服装はしない、なんて言い切ることは出来ません。
例えばフード付きパーカーなんていう服装は
普通にも着ますし、犯罪者が利用することもあります。
アメリカでは黒人の少年が警官に射殺されたとき
フード付きパーカーという服装が不審だったから
間違えた射殺も仕方がないとされて問題になりました。
監視カメラは自分に後ろめたいところがなければ恐れる必要はない
というのは残念ながら幻想でしかありません。
ロンドン市民の間でも賛否が分かれている監視カメラ。
日本人に何か出来るというものではないですが
ロンドンオリンピックで訪れる方は
自分の姿が24時間あらゆる場所で監視され記録されていることを
しっかり意識して行動していただきたいです。
泥舟、監視カメラには反対。