auが全国のFM52局をケータイで聴けるサービス
「LISMO WAVE」を月額315円で始めるそうです。
その地域ならラジオさえあれば無料で聴けるラジオに毎月315円。
なかなか厳しい価額設定のような気がします。
どこにいても日本全国のラジオが聴けるというのは強みですが、
短波で地元密着型がウリのFMを違う土地で聴きたいという人が
一体どれだけいるのかわかりません。
docomoもauもフィーチャーフォンと呼ばれる普通のケータイでは
iモードやEZwebといった有料サービスをうまく展開し
他の企業とともにうまくエコシステムを作ってましたが
スマートフォンではパソコン由来の無料が当たり前な風土のために
有料サービスが今までほどうまくはいってません。
LISMOなんて作っても、もっと使いやすい数々のサービスに負け
メディアプレイヤーとしてのアプリも
無料で使いやすいもののために伸び悩んでます。
今回の「LISMOWAVE 」は新たなエコシステムを構築する足掛かりなのかも。
iTunesを擁するAppleがいる限り、
下手な有料化や著作権保護にこだわったユーザーが自由に使えないデータは
すぐに廃れてしまうことになります。
ユーザーの良識を信じて自由なコピーや複数端末での利用などを認めないと
なかなか新しい有料化は受け入れられないと思います。
まずは試験的に無料で始まるという「LISMOWAVE 」を見守ってみましょう。
LISMOと着うたをいち早く実用化して
「音楽ケータイと言えばau」と呼ばれた
その底力に期待したいです。
泥舟、個人的には無料のAMラジオ「radico」のサービスで充分。