最近、幼い頃の思い出が蘇ります。
一番小さな頃の思い出はどこかの岩が多い海岸で
小型のテントの中に置かれた扇風機の前で
親せきのお兄ちゃんと横になって並んでいる情景です。
なぜかテントの入り口から顔だけ入れていた覚えがあります。
父と祖父は釣糸を垂れて何かを釣ろうとしていましたが
幼かった私には何を釣りにいったのかわかりませんでした。
また、母が出産のために入院しているとき
父と弟を家に残して祖父母や親せきと
鍾乳洞を見学に行った記憶もあります。
これは五歳の頃のことです。
夏なのに涼しく、上から時々水が降ってきてドキドキした
という当時の風景と気持ちがアリアリと思い起こせます。
見上げた鍾乳石が褐色で、
たくさんの首吊りの縄みたいに見えた記憶も鮮やかです。
あの時が死ということを意識した最初かもしれなません。
こんなにも古い記憶が蘇るのは自分の中で
区切りをつけようとしている表れかもしれません。
泥舟、沈没間近?