アメリカ大統領選挙で有名な選挙工作が
ネガティブキャンペーンだ。
選挙の敵対陣営に対して
個人の人格や出自、人間関係を悪し様に言いふらして
イメージの悪化を狙う手法だ。
しかし、研究者たちによると
ネガティブキャンペーンで相手陣営への票を減らす
という効果は疑わしいとされている。
そればかりか、ネガティブキャンペーンは
政策論争ではなく、ただの悪口でしかないので
政治にクリーンさを求める有権者が
ネガティブキャンペーンをした陣営への投票を止めたり、
場合によっては政治家全般への不信感につながり
国家運営に支障をきたす恐れが出たりと
望まない結果の方が出る可能性が高いという。
賢明な政治家や政党なら敵陣営をおとしめるビラを配るなど
ネガティブキャンペーンは行わない方が良いだろう。
ネガティブキャンペーンが唯一有権者の役に立つとすれば
そんなキャンペーンを行うような品も誇りもない政党には
投票しないという目安になることか。
もし、総選挙を目の前にしたこの時期に
悪口のビラを玄関で見つけたら
その政党は国を任せられる品格も誇りもないという証拠だ。
投票は別の政党にするべきだろう。
出来れば、醜い泥仕合で国民を幻滅させるだけの
ネガティブキャンペーンを行うような愚かな政党が、
例えどんな小さな政党でも日本には存在しないと信じたい。
潔さは日本の美徳のはずだ。
泥舟、政界の荒波を見極める。