三重県に素敵な町がありまして。

美杉って言うのですが。名前の通り、杉しかない小さな林業の町。


 三浦しをん先生の小説の舞台になって、読んでハマり

夫と映画見て笑ってツーリングに丁度いいやと村を訪れ


 

 あ、なんかこの村好きだわ。

そう強く思ったのが、とある飲食店でした。


映画を撮る際に制作陣も行ったという、ジビエを出す店があって

おじちゃんが狩って捌いて料理してだしてくれる。


地元の方とおしゃべりしながら食べた絶品鹿フライ。

国から禁じられちゃったけど、鹿の心臓の刺し身美味しいよねーと盛り上がり


訪れる度飽きずに鹿フライ。

他の料理も食べに行きたいなぁと思いつつ、東海地方から引っ越して。

まあ関西からもいけるしな。

そう思いつつも足を向けずにいたらコロナ禍ですよ。




GW
まあ
まあ
Gwに恒例のNinja祭りに行った際


そういえばこの会場から近いじゃん。もう行っても許されるんじゃ?
と、足を向けてみたのですが、、、、店が開いてなく。

ぐぐってみたら廃業の文字。


ああ。無情。

悔しくて御杖村で鹿カツカレー食べたけど


思い出補正もあるんだろうけど、その味の虚しいことよ。
食べたかったのは、こんなゴムみたいな鹿じゃないやいムキーと心のなかで悪態をつく。

おっちゃん、元気なのかなぁ。元気だと良いなぁ。
愛した名店が一つなくなっただけで、あんなに愛しかった町が、杉の圧迫感を感じる苦しい風景に見えてしまうのは、なぜなんだろう。

悲しいGWのとある日でした。