ジャパンブルー(藍)はそこそこ有名だけど、

ジャパンレッドはご存知かしら。


岡山にジャパンレッドの町がある。


岡山県高梁市、吹屋。
ここでは昔、酸化鉄のベンガラを生産していた。

坑道は気温15度ほどに保たれ、涼しい。

入り口は狭いが、中には鉱脈に沿って削られた空間が広がる。
宝石かのように、水と反応して変色してる岩
(磁硫鉄鉱)
岩を人力で砕き、トロッコで運び出す。
明治からは三菱が買い取り、電動掘削。

砕いた岩を、700℃程で1,2日も焼くと、ローハが完成。
その後、粉状になったそれを水に溶かし、石臼で粉砕。
水槽に入れて加水して、上澄み(酸が溶けだす)を捨てる。繰り返すこと数十回。
分離沈殿しなくなったら、酸が抜けた証拠なので、完成。
乾燥させてベンガラとして出荷。
このベンガラは、
赤の塗料、切符やビデオなどの磁気の部分
インクトナーや排ガスの触媒などに使われているんだとか。
ただ、今現在は人工ベンガラが主。
それゆえ閉山されてしまったわけで。

全盛期は非常に儲かったので、

城か?!というような家を建てる商家もあったほど。

町は基本乗り入れ禁止。
駐車場は無料でフラットなものが町の両端に二ヶ所。
足のよくない方は、千枚の方がオススメ。
吹屋下町は階段で町に上がるので、ちょっと大変。
大人数や車に傷等気にする人は、下町の方が広いので、そちらへどうぞ。

食事はカレーか、この辺の名物
けんちん蕎麦を。
太く短い蕎麦は、お母ちゃんがお昼にぱぱっと作ってくれたような素朴な味。
同じ吹屋でつくっている新名物の一味唐辛子をかけて。
決して「絶品」というわけではないけど、素朴で優しさ溢れる蕎麦でした。

今回訪れたのは、
「旧片山家&郷土館(共通チケット)」
「ベンガラ資料請求」
「笹畝坑道」
「広兼邸」

見学チケットはそれぞれ必要ですが、周遊チケットを買ったので、一人1000円でした。


時間がない人は、坑道だけでも是非に。


お邪魔いたしました。