Wowowにて


女ったらしの主人公サミュエルは、
フランスの海辺で自由気ままにくらしていました。

ある日突然、赤ん坊を抱いた女性クリスティンがらやってきて、
あなたの子供、グロリアだと言われます。

無理やり赤ん坊を押し付けられたサミュエル。

クリスティンを追ってグロリアとともにロンドンへやってきます。

英語が話せず途方に暮れるサミュエルは、偶然フランス語を話せる映画プロデューサーのベルニーと知り合い、スタントの仕事を得ます。
ベルニーの協力の元、子育てをしながらクリスティンを探し続ける日日でしたが、いつしか彼にとってグロリアはかけがえのない存在になっていきます。

フェイスブックのおかげで、8年後にようやく母娘の再会を果たしますが、その後親権争いに。
一度は裁判に勝ったサミュエルでしたが、DNA鑑定の申し立てがあり、結果グロリアが実子ではないことが判明し、親権は母親へ。
 
しかし、グロリアはサミュエルと暮らす事を選び、2人で逃げますが、すぐ見つかってしまいます。

友人ベルニーは、クリスティンにグロリアが長く生きられないことを告げます。

フランスの海辺の街に戻ってきた、サミュエルとグロリア。
そこへ、クリスティンとベルニーも訪ねてきます。
残された時間を笑いながら過ごしたふたり、、
やがてその日はやってきました。





グロリアの病気がわかってから、
その日その日、一瞬一瞬を楽しく大切に生きてきたふたり。
その生き方は、周りにとっては時に親として無責任に見えましたが、
すべては幼くしてこの世を去る娘に最高の1日を贈るためでした。


今日は最高の日、今日の日は明日の始まり。

娘から教えられた事を胸に前へすすむサミュエルの姿がとても印象深かった映画でした。

刻まれていく日々は、決して戻らない。
だから大切にしなくてはいけない。

本当に良い映画でした。