doriparo

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欧州放浪記

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2012年9月17日、ローマのフィウチミーノ空港に着きました。
ここから旅が始まります。

空港からローマ市内まではバスで移動です。
チケットを買い、停留所でバスを待ちましたがなかなか来ません。
となりの停留所からはどんどんバスが発車していきます。

バス会社が何社かありましたが、料金がどこも同じだったので、
最初に目が合った人からチケットを買いました。

タイミングが悪かったのでしょう。
先を急ぐ旅ではないので、気長に待つことにしました。
結局1時間待ち、あたりはすっかり暗くなってしまいました。

ようやく来たバスに乗り込み、窓際の席に座って出発を待っていると、
日本人女性が空いている僕の隣の席に座りました。
どうやらむこうも一人旅の様子です。

お互い旅行者、自然と旅の会話が始まりました。
何日間の予定ですか?と聞かれたので2ヶ月ですと答えると、
彼女から予想外の言葉が返ってきました。

「病気ですか」

僕は一瞬何ののことなのかと思いましたが、
すぐに「精神的に病んでいるのですか」という意味であることだと察しました。

なるほど、40歳目前の男が2ヶ月も放浪の旅をすると、
心に病を抱えていると思われるのか。

もちろん、彼女は半分冗談で言ったのだと思います。

でも、その一言が僕自身気づかなかった自分の心の一面を気づかせてくれました。
そう言えば少し病んでいるかな。

彼女とは、ローマのテルミニ駅で別れました。
でも、僕は思うのです。
僕を病気と見抜いた彼女も、心に病を抱えているのでは?