帰国して1ヶ月が過ぎ、ようやく書く気になってきたので、
旅のまとめをしてみることにしました。
帰国後新しい仕事が始まり、また引越しもしました。
旅の前と後では、ガラリと環境が変わりました。
何かを始めるには、余分なものを捨てることができるというう意味で
引越しはとってもいいです。
何か新しいものを得るためには、それまでに得たものを一度捨てる必要があります。
かと言って、全部捨てることはできないので、余分と思われるものを捨てます。
物的にも精神的にも。
旅の話。
僕は、今回の旅を勝手にグランドツアーと呼ぶことにしました。
ロッテルダムのオランダ建築家協会であった建築家ルイス・カーンの展覧会でこの言葉を初めて知り、直感的にこれはいいと思いました。
グランドツアーのもとの意味は、18世紀イギリスの富裕な貴族の子弟が、学業の終わりにヨーロッパを旅行したことのようです。
僕の場合、富裕でも若くもないバックパッカーだったのですが、まあいいんです。
その精神と言葉の響きに惹かれて、そう名付けることにしました。
今回のグランドツアーに行くことにしたのは、いろいろなことから影響を受けたからなのですが、
例えば、建築家安藤忠雄氏や指揮者小沢征爾氏が、若い頃ヨーロッパを旅したこと。写真家森山大道氏が車で日本の国道を走り回り、車窓に流れる風景をわけもなく切り取ったこと。チェ・ゲバラが若い頃親友とバイクで南米大陸を旅したこと。
などなど本や映画で知ったのですが、僕は多分影響されやすいんでしょう。
とにもかくにも、そうせざるを得ない衝動に突き動かされ、半ば無鉄砲に後先考えず、やる。
深く考え出すと、やらない言い訳ばかりが頭に浮かんでくるので、考えるのは後回しにする。
または、行動しながら考える。
そんなことで、行ってきた次第です。