仙台気象台は桜の満開を発表しましたが

 

 我が寺の桜は散り始めました。

地面にも花が咲いたと思えばいいんでしょうね。

 

 

「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」という林芙美子の一節は有名ですね。でも全文を読んだことは無いなあ。そういう意味で、インターネットは便利で有難い。

 

全文を紹介している記事が有ったので、引用させていただきます。

 

風も吹くなり 

雲も光るなり

 生きてゐる幸福(しあわせ)は 波間の鷗のごとく

 漂渺とたゞよひ

 生きてゐる幸福は 

あなたも知ってゐる 

私もよく知ってゐる

 花のいのちはみじかくて

 苦しきことのみ多かれど

 風も吹くなり 

雲も光るなり

 

全文を読めば、決してネガテイブな詩で無いことはわかります。花の命は短い。だから、咲いた瞬間の美しさは尊いのだと思います。我々を感動させ、我々の心を潤してくれるのだと思います。

 

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