あけましておめでとうございます

 

謹賀改歳 令和六年  

甲(きのえ)辰(たつ)歳 元旦

 

   御尊家御一同様の

御清祥と御多幸を祈り、

    謹んで新年の

ご挨拶を申し上げます

 

      錦柳山洞林寺  住職  吉田俊英

 

正月の花を生ける際に、「難を転じる」という縁起をかつぐ意味から、南天を用いるそうです。新年早々天災人災が続いておりますが、難を逃れることが不可能であっても、難を転じていくことは可能だと思います。

 

 元旦の石川県を中心とした大地震、2日の羽田空港の事故と、新年草々残念なニュースが続いております。被災された方々には心より御見舞い申し上げます。恐らく倒壊した家屋の下敷きとなり、救助を待っておられる方も居られるかもしません。ただ只御無事をお祈り申し上げます。

 

 私は2011年3月11日の東日本大震災で震度6強の揺れを体験してます。今回の能登半島の震度7の直下型の揺れは、其れ以上だったのだと思います。能登半島は度々強い地震に見舞われています。比較的最近では、2007年3月25日に最高震度6強の地震が石川県輪島市や穴水町などで大きな被害がありました。18年前の被災から立ち直ってきた矢先のことだと存じます。これは他人事では無いですね。再び東日本大震災級の地震が発生するかもしれません。再び被災地となり得る可能性は少なくありません。備えは必要だなあ、という思いを新らたにしております。

 

 

 

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