洞林寺終活講座  再開しました

 

 6年前から秋彼岸法要終了後に「洞林寺終活講座」を開催しておりました。新型コロナウイルス感染防止のため3年間中止を余儀なくされました。令和5年9月23日、四年ぶりに終活講座を再開することが出来ました。秋彼岸法要終了後、本堂を会場に、洞林寺の檀家でもある弁護士の富澤秀行先生にお願いして、「相続の基礎知識―遺言書の作成を中心にー」という題で40分ほどお話をしていただきました。

 

 

 

 人其々家族親族の関係は異なりますし、保有する財産の状況も異なります。誰もが必ず遺産相続を経験しますが、其の内容は一人一人異なってきます。すべての人に共通するお話をすることは不可能ですが、今回は遺言書のことを中心に資料を準備して、お話していただきました。当日出席された皆様も、自分の財産に、そして子孫の財産に関わる事だけに、非常に真剣な表情で聴講しておられました。遺言書が不要な場合もあります。しかし、一方で遺言書が無いため、後に残された方が困ることも有ります。遺言書が書いてあっても、その中身も大事です。無配慮な遺言書であったため、家族親族や関係者に迷惑をかける場合もあるのです。限られた財産であっても、うまくバトンタッチするには事前学習と事前準備が必要です。今回の終活講座がそのための一助となりますことを願っております。

 

 当日の資料は住職と富澤先生と何度か協議して作成しました。(住職も一応大学の法学部を卒業してます。税務署の資産税部門での実務経験がありますので、一般の方よりは専門知識を有していると思います。)富澤先生は資料作成のためにも多くの時間と智慧をご提供くださいました。心より感謝申し上げます。秋彼岸法要の供養を申込まれた方で当日来られなかった方々には「回向之證」と一緒に「終活講座資料」もお送りしました。

 

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