hasunohaオンライン意見交換会

 

  『 お坊さんがこたえる お悩み相談サイト hasunoha』というインターネットサイトがあります。   https://hasunoha.jp/

 

 このサイトに寄せられた世の中の悩みや疑問に、回答僧である僧侶が回答するというものです。スタートしたのが2012年11月29日です。私は其の2年後に参加しました。第1回の回答が2014年5月12日でした。回答僧は250名以上いるようですし、同じ曹洞宗の僧侶の方も20名以上は居ると思います。直接面識ある回答僧はと言うと、同じ仙台にいる2名の方ぐらいです。

 

 

 

 他の僧侶の回答を拝見することもありますが、宗派の違い、個人個人の仏教の理解と受け留め方の違いを感じることも多いです。大いに学ばせていただいたと感謝することもあるし、異論を言いたくなる場合もあります。当然、私の回答へ批判や異論も多々あるだろう。まあ、それは或る程度は仕方がないことです。昔から、仏教には八万四千の法門があると言われています。たくさんの教えがあるという意味です。

 お釈迦様は対機説法と言って、相手の立場や理解力に応じて教えを説いています。場面設定や登場人物が異なれば、言葉が違ってきます。ところが後に結集といって経典編纂が行われ文章化されると、ちょっと見ると矛盾するような記述が並ぶようなこともあったようです。歴史を重ねる中で、上座部仏教と大乗仏教に分かれ、中国では所依とする経典によって宗派が出来、また日本では宗祖開祖と言われる僧侶を中心とした教団が形成されてきました。同じ仏教と言っても、本尊も違えば、経典も違う。修行も異なれば、儀式も異なる。

 質問者に対する回答も宗派によってかなり異なる場合もあるし、一致することもあります。同じ宗派でも見方が違うこともありますし、説き方も結構違います。そういう違いを面白く受け止められることもあれば、もやもや感が残ることもあります。

 

 パッと読んでパッと回答できるなら、苦労はないですが、実際は楽では有りません。回答するのはかなりの難行苦行です。でも、有難い学びの機会でもあります。私なりに何とか知恵を絞って回答してます。

https://hasunoha.jp/users/574

 

 5月13日にサイト運営者の堀下氏の呼びかけで、hasunohaオンライン意見交換会が行われました。

 テレワークやonline講義に使われることから最近急激に普及したソフトZoomを使っての会議でした。写真と回答で知っている方々ですが、声を聞くのでも初めて、当然動画とはいえリアルにお目にかかるのも初めてでした。私はまだZoomの使い方が良くわからないため、画面が開かなかったり。音声がミュートのままだったりで会話に参加出来てませんでした。

ということで十分に意見交換でしたとは言いかねますが、有意義な時間でしたし、今後も出来る範囲で回答頑張ろうという気持ちになりました。

 

 

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