首相、緊急事態宣言を発令 

   7都府県対象、5月6日まで

 

安倍首相が緊急事態宣言を発令した。

4/7(火) 17:44配信

毎日新聞

 安倍晋三首相は7日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく初の「緊急事態宣言」を発令した。夕方の政府対策本部で改正基本的対処方針を決定し、首相が宣言を発令した。

 首相は7日午後7時に記者会見し、国民向けに説明する方針。対象地域は、感染が拡大している東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡――の7都府県で、期間は大型連休が終わる5月6日までとする。【大場伸也】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200407-00000060-mai-pol

 

  緊急事態宣言がようやく発令された。これによって、経済活動に支障をきたすので、政府内にも発令に消極的な意見もあったという。既に現時点で「収入が途絶えたり」「経営が破綻したり」している商店や企業も多いと思われる。経済のことは大事だが、そんなことを言っていたら、既にウイルス感染が爆発的なスピードで拡大しているイタリアやアメリカ合衆国と同じ状態になるであろう。日本国民の生命を守る。それがまず取るべき道である。中国は正直に感染者数や死亡者のデータを伝えて来ないので正確なところはわからないが、既に数10万人の死者が出ているとおいう推測の報道もあった。

 

 安倍首相も小池都知事も「不要不急の外出は自粛」という甘い声明を出しているから、繁華街の密接な空間の中でクラスターを引き起こすケースが多い。安倍首相が「不要不急の外出を自粛」と言っておきながら、安倍昭恵夫人が有名人を招待してレストランで食事会を開催している。首相みずからが国民に範を示さず、空虚な声明と政策発表しても国民には何ら響かない。本気度が感じられない。緊迫感が伝わってこない。4月6日の新聞記事によれば、3月下旬に横浜市民病院の研修医が食事会を開いて、コロナウイルスに感染したとのこと。また、今日4月7日の新聞によれば、慶応大学病院の研修医が上司の指示に反して食事会を開き、コロナウイルスに感染したとのこと。感染症に対して危機意識を欠いた医師が何人も居ること自体が誠に情けないことである。多くの医師看護師検査技師薬剤師が一生懸命ウイルス感染者の検査治療に当たって居られる。その一方で、不心得者の医師が相当数居ることは情けないことであり、許せないことである。直接の原因ではないが、自分の妻には甘い対応しながらの「外出自粛要請」なんて、説得力を欠いている。外食でクラスターを引き起こした遠因は、安倍昭恵夫人そして安倍首相にもある。

  ヨーロッパ旅行に行って現地で感染し、日本で感染拡大させた馬鹿者も一人二人ではない。自粛要請があっても、ライブを見に行きライブハウスで感染した馬鹿者も少なくない。研修医と言えども、国家試験に合格した有資格者である。ライブや旅行で感染拡大を引き越した物以上に、馬鹿者の医師がいる。こんな馬鹿者の医師の医師免許なんて一定期間停止すべきではないだろうか?

 

 安倍首相は大胆な経済対策を取ると言ってはいるが、当てにはならない。「収入が低下した世帯には、30万円」「個人商店には100万円」「中小企業には200万円」と聞こえがいいことを言っていた。しかし、実際に役所の窓口に実施要項が通達されるのが、何時になるのだろう。

通達が届いても、今度は役所の窓口で「収入の低下を証明する書類を出せ。」と言うことを何回も繰り返して、国民にはなかなか渡そうとしないだろう。自民党議員も公明党議員も政権批判を出来ないし、やる気も感じられない。メデイアと野党には、しっかり監視してもらいたい。

 

 また、経済の落ち込みを回復させるために補正予算を組んだと言っても、国民生活支援と経済再建のためにどれくらいのスピードで予算が執行されるのか極めて疑わしい。また、役所は予算の目的外使用を平気で行う。東日本大震災の復興予算を役所の施設整備に流用した事例が何件もあった筈である。メデイアも野党もこういう点をしっかり監視して欲しいものだ。「桜を見る会」が実質的に安倍晋三後援会の慰労行事になっていることはけしからんことである。数千万円の国費が変に使われていることはしっかり糾弾すべきだ。それだけに、何千億、何兆円という補正予算が、国民のために正しく執行されるよう、しっかり監視してもらいたい。

 

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