長男のチームでは、高学年のスタメンのうち5年生が2人います。6年生が実働16人(登録上は19人)いる中なので、押し分けて2人スタメンに入っているというのは中々ですね(本当はもう1人入ってもおかしくないとは思っていますが、6年の人数が多いので6年優先という雰囲気はありますので仕方ないです)。この2人は5年生の試合に出ると、明らかにレベルが上というプレーをして他チームからも注目されるので、チームの2枚看板という位置づけです。

 

長男・エースともに左右両足で蹴れて基本能力に優れていますが、長男はパスセンスとミドルシュート・後方からのディフェンス力に優れ、エースはドリブル力と球際の強さに優れるタイプです。

 

長男の場合は後方から展開を見渡したプレーに強みがあります。CBをやる機会が多かったこともありますが、広いグラウンドでSHやトップを走らせるスルーパスを出したり、本当によく見てるなというところにパスを出して、周囲が感心することもあります。ディフェンスは、1対1で体を当てて強さで取り切るというよりも、展開をみながらパスカットしたり、ポジショニングに優れています。そしてミドルシュートの精度はエースよりも高く、こぼれ球をコントロールして蹴りこんだり、シュートフェイントでかわして叩き込むようなこともできます。前線よりも、CBか、中盤の底(トップ下ではなくCBの1列前)で、全体を俯瞰するポジションに入れると良さが活きます。長男は柔のプレイヤーで、もう少し激しさが出てくるとよいかなと思っています。

 

エースの場合、低学年時代からこの学年を背負い引っ張ってきました。2人に囲まれてもボールキープできる強さ、細かいタッチのドリブル力に優れています。体が大きいので当たり負けず、球際の強さはこの学年では抜けていますね。ボールを預けると確実に良いプレーをしてくれますし、ディフェンスは1対1の激しさもあり、そうした意味での信頼感や安定感は長男よりも優れています。最近は長男がボランチでゲームを組み立てられるので、エースはSHにしてドリブル力や個人技を活かす形にすると、積極的に勝負をしかけられるので、攻撃での強さが出て来ました。以前は強い相手だと自分が何とかしないと、という意識が強くなりすぎて無理なプレーをしがちでしたが、長男や他のメンバーが成長したことや、エース自身も精神的に成長したこともあり、無理に1人でやりきるようなことはせずに、無理せず下げたり、長男とのコンビプレーを活用するなど、プレーの幅が広がっています。

 

この2人以外にも、実力的には6年生スタメンに食い込んできそうな子、個性や武器がある子などもいますし、エース・長男の2人に頼り切りにならないのが5年生チームの強みでもあります。ただ、エース・長男の2枚看板の存在感は大きいですし、実際、大事なところで、この2人が光るプレーをしてチームを牽引する場面も多いです。この体制で秋の大一番でどこまで行けるか楽しみですね。