同一ブロックの強豪チームと久々の5・6年生合同での練習試合でしたが、運動会等で6年生の人数が少ないこともあり、長男とエースの2人は6年生の方に入りました。

 

5年生の中心は長男・エースのため、この2人がいないと5年生は飛車角落ちのような形になりますが、5年生チームの良いところはこの2人に頼り過ぎないこと、この2人がいなくてもきちんと試合ができることです。6年生はキャプテンに頼り切りのサッカーをしていて、とにかくキャプテンにボールを預け、守備固めの際はキャプテンをCBにして守り切る戦術を取ったりしていて、キャプテン不在時は頼れる人がいないので、混乱が生じたり攻め手がないので苦しんだりします。5年生はそんなことは無く、出場するメンバーで声を掛け合い、それぞれの特性を活かしながら戦えます。

 

5年生については、長男・エース以外のメンバーのレベルも高いですし、試合中はベンチから過度に指示は出さず、自分達で考えてプレーすることを徹底してきたことの成果かなと思っています。全体のレベルが高いので、特定のプレイヤーに頼ることなく試合を組み立てることができますし、状況に応じて修正しながら試合をすることができます。そして、長男・エースがいてもいなくても、ショートパスを繋いで崩すサッカーができること。これはこの学年の強みであり特長かなと思います。

 

スタープレイヤーがいると、その子に如何にボールを預けるか、ボールタッチを増やすか、ということになりがちです。勿論、勝つためにはそれが最も効率的であり近道でもあります。ただ、それでは他のメンバーが育たないですし、スタープレイヤーがいなくなるとチームが成り立たなくなります。6年生がまさにそんな感じですね。

 

指導者としての立場では、とにかく全体のレベルをバランスよく高めていくことを心掛けています。練習試合では出場機会はなるべく均等に与えていますし、Aチームを殊更に優遇することもしない。そのおかげでチーム全体で底上げができていますし、Bチームのレベルも高く、それがAチームの強化にも繋がっています。

 

特定プレイヤーに頼らず全体のレベルを高めていくこと、それを目指してやっていきたいと思います。