昨日は長男の小学校の運動会でした。前日の予報では雨の懸念もありヤキモキしていましたが、実際は朝から晴れで無事予定通り開催できました。

 

長男も5年生。学校では、持久走大会で優勝し、短距離走のタイムも学年1位ですので、運動会は学校で長男が輝く場所でもあります。長男がリレー含め5年生競技のどのチームに入るか・どこを走るかによって勢力図が変わって来るくらいになりますので、チーム分け直前まで先生達は悩んだようです。世の中の流れもあり、チームごとの実力を拮抗させたいという事情もあるようで、PTA委員をしている妻のところには先生から何度も相談もあり、その度に妻は「好きにして下さい」と一貫していたようです。

 

結局、長男はリレーでは今年はアンカーを務めました。アンカーはハチマキを付けて他の走者とは格別で、走る距離も他の2倍の2周ですので責任重大ですし、長男は持久力に優れるタイプですので、距離は長ければ長い程本領発揮します。チームバランスの件はよくわからないですが、アンカー自体は長男の適性が活かせるのだと思います。

 

リレーが始まり、4チーム中4位で長男はバトンを受けました。アンカーは足の速い子揃いですので、長男がいくら学年1位と言っても簡単に抜けるような相手でも無いです。そのような中、1周目の終わりに3位・2位のアンカーを射程に捉え、2週目のコーナーで抜く。最後、1位チームはバトンを受けた際は差が離れていたものの、持久力に優れた長男は2週目後半からどんどん追い付いていき、最後の直線で並びゴール。肉眼では追い抜いたかわからなかったですが、数分の間、教師陣で協議した結果、長男が最後の最後に競り勝ったという判定で優勝となりました。

 

長男は歓喜で嬉し泣きもしていました。正直なところ、そこまでのことなのか・・と思いつつも、長男なりに思うところはあったのかもしれませんし、長男以外のチームメイトも何人か泣いていましたので、そこまで生徒たちはこのリレーに向き合っていたということなのかと思います。

 

学校の運動会という性質上、チームごとのバランスも重要で、この学年で運動能力が抜けた存在の長男をどのように処遇するかは最後まで悩んだようです。アンカーのような立場ではなく、途中の走者で短い距離を走ることも選択肢だったようですが、アンカーはこの学年で運動能力が高い子で固めようという話となったようです。そのおかげで、長男のチームは他のメンバーは比較的タイムが遅い子が中心になったようです。

 

現代の運動会事情が垣間見える感じでしたが、長男としては持てる能力を発揮して、チームの勝利に貢献できて満足な感じです。この達成感を活かしていきたいですね。