6年生は次の週末にフットサルのカップ戦に参加する予定です。フットサルについては、とにかく攻守の切り替えの速さが求められますし、FPの4人全員がテンポよくパスを繋いでいく技術が必要で、ディフェンスはマンツーマンとなるので、抜かれないことが求められます。

 

6年生には、技術が無く跳ね返すだけのプレーしかできないCBの子がいます。トラップも怪しく、ドリブルができず、パスが回らないですが、体が大きくパワーがあるということで、CBのスタメンとして起用されています。試合での指示は、とにかくボールは持たずに来たボールを跳ね返せ、という形で、これは忠実に守って対応はしていますが、この子がいるので(この子の起用を優先するので)6年生は繋ぐサッカーが中々できないという事情があります。

 

流石にこの子はフットサルでの起用は難しいだろうと思っていて、練習を見ていましたが、案の定、そもそもトラップが怪しいのでパスを回せず穴になってしまいます。フットサルで求められる繋ぐサッカーをこの子に期待しても仕方ないので、途中から、8人制と同じでとにかくボールが来たら跳ね返せという指示に変えて、そうするととにかく弾き返していましたが、ボールが繋がらないのでチャンスが作れないという形になり、率直なところ、この子がいると、まともな戦術にならない。

 

基本技術を疎かにし(未だにリフティング30回できないそうです)、フィジカルだけでサッカーをしていて、試合でも跳ね返すだけを求め続けていて、その結果、6年生になっても、ボールを止めてパスを繋ぐこともままならない。個人的には、指導者の怠慢だとも思います。体の大きさとパワーを買って、跳ね返すだけのサッカーで良しとしてしまった結果がこれですね。それで試合に出られているので、改善しようという努力をせずにここまで来てしまったということです。

 

長男の5年生はショートパスで繋ぐサッカーを磨きあげてきたので、こうした基本技術が確りせず、ただ跳ね返すだけしかできないプレイヤーはAチームの試合に出ることができません。どのようなサッカーをやるにしろ、ボールを止めて蹴る技術は基本中の基本であり、真っ先に重視すべきと思います。基本技術が一定水準以上にあることを前提として、選手の特長等を踏まえてどのようなサッカーをしていくか考えるべきと思いますし、それをやってきました。

 

あまり批判したい訳ではないですが、フットサルの練習を見ていて、この6年生チームの育成の問題を改めて感じました。