コーチをしていると、同一ブロックや同一の区の指導者陣とは顔見知りになってきます。大会で顔を合わせたり、一緒に審判をしたり練習試合をしたりと、何かと顔を合わせる機会が増えてくるので、会話をしたことが無くても顔は知っているということはよくあります。

 

先日の5年生ブロック大会でも同様で、直前のリハウスリーグで一緒に審判をした人、かつて練習試合をしたチームのコーチの方、同じ区の指導者の方など顔見知りの方が多数。「また会いましたね」のように挨拶しながら様々な会話をしたりしていますが、皆さんジュニアチームの指導者という立場で、同じような境遇ということもあり、会話が弾んだりします。

 

大会では、試合が始まる前に当日の参加チームの指導者陣が集まり簡単な会議をしたりします。当日のレギュレーションの確認、審判の判断基準、会場利用にあたっての留意事項などが共有されます。この時期は試合途中に飲水のための休憩時間を入れるか等も話題になりますね。

 

先日のブロック大会でもこの会議があり、私がチームを代表して参加するため、少し前に会場に着いて設営を手伝った後、会議が始まるまで本部前で待っていました。その際に、同一ブロックのチームの顔見知りのコーチの方がいたので挨拶して二言三言会話した後、このコーチの方からふいに「●●君(注 長男のチームの子)、ブロックトレセンに残りましたね」と言われました。

私からは「トレセンは個人の活動なので詳細は立ち入ってないですが、●●君が残ったことは聞いていますよ」と答えたところ、相手から「私、トレセンのセレクションを担当していて、●●君の採点をしたんですよね。激戦でしたが丸付けて出しておきました。」とコメントがありました。私からは「そうなんですね」くらいに話を合わせながら話題を変えた後に、会議が始まりました。

 

私はこのやりとりで、相手コーチが、自身がセレクション担当したこと等を話題に出したことに瞬間的に違和感を感じ話題を変えました。●●君をトレセンに残したことに感謝して欲しかったのかもしれませんし、セレクション担当しているということをアピールしたかったのかもしれず、そういう意図があったとすれば嫌なやりとりだなと思い立ち入りたくなかったです。そこまで深い意図は無かったのかもしれませんが、この話題で深入りしてもあまり良いことは無いと思いましたので話題を変えました。

 

長男のチームとしては、トレセンはあくまで個人の活動と位置付けていて、特別に推奨もしないし、後ろ向きでも無いですし、基本は各自の判断としています。勿論、ブロックトレセンのセレクションになるとチームから受けられる人数は限られてくるので、監督が選定をしたりはしますが、その後は各自が責任をもって対応してもらう、あくまでそのような運営としています。なので、チームの●●君がブロックトレセンに残ったことそれ自体について、コーチの私がお礼を言うような筋合いではないとは思いました。ましてや、自身がセレクション担当していることを積極的に言ってくるような方に対して、深入りしてこの話題をしても、自分のチームの子を取り立てて欲しいと考えているように捉えられるのも嫌ですしね。考え過ぎかもしれませんが、瞬時に深入りすべきではないと判断しました。

 

考えすぎかもしれませんが、チーム活動とは一線を画したことですので、深入りしない方がよいこともあります。こうしたことはきっちり分けて対応していきたいと思います。