たまにはサッカーでも日能研でも無い話ですが、先週から、「響け!ユーフォニアム」第3期がスタートしています。高校吹奏楽部を描くアニメですね。ずっと前から楽しみにしていました。

 

元々は、学生自体に吹奏楽をやっていた妻から「凄い面白いアニメがあるよ」と紹介を受け、第1期の頃から見続けています。初期の頃は、吹奏楽そのものというよりも人間関係や淡い恋愛のような描写が中心でしたが、主人公が真剣に吹奏楽で高みを目指すこととし吹奏楽に打ち込むようになってからは、とにかく熱い展開でした。朝練・放課後・週末・夏休みとほぼ吹奏楽の練習に捧げ、府大会を突破し、主人公1年生時に全国大会出場を果たしたのが第2期、その後、主人公2年生時を描く映画を経て、いよいよ主人公3年生時がこの第3期になります。原作があるアニメではありますが、原作は一切目を通しておらず、インターネットのネタバレも見ないようにしていて、主人公3年生は一体どんな展開になるのか楽しみでなりません。不幸な事件があった京都アニメーションが第1期から引き続き制作というのも話題ですね。

私は学生時代は運動部(バスケットボール)で、バスケットボールにはそれなりに打ち込んだつもりで、高校時代は朝練、昼休み練習、放課後練習とやってきましたが、体育館を使う運動部が多いので、放課後練習は週に2~3回、日曜日も午前午後どちらか、というような感じでしたし、放課後練習も時間制限(学校側の指定で確か18:30まで)もありましたね。一方で、この「響け!ユーフォニアム」の主人公達は、音楽室は独占できるので、毎日、夜まで練習しています。夏休み期間中は、朝から夜まで練習している描写もあります。妻の高校は吹奏楽部では全国大会に行けるようなレベルではなかったですが、その一歩前くらいには行けたり行けなかったりというレベルであったようですが、まあ似たようなものだったとのことでした。

 

吹奏楽の場合、50人くらいの編成で各楽器を担当しますが、高いレベルのコンクールでは僅かな音の乱れが結果を左右することになります。1人のスタープレイヤーがいて、ソロパートで見事な音を出したとしても、大半の合唱部分の出来が左右されます。この音の乱れは、もはや素人の私には判別ができないですが(Youtubeで流れているコンクールの金賞・同賞の演奏を聴いても差はわからない)、高い精度を求めて日々練習を重ねている形になります。

 

サッカーに関していうと、8人制であり精度の高いプレーはが求められますが、グラウンドも広いですしスペースもあるので、たとえパスが足下から少しブレたとしてもリカバリーすることもできますし、一度ミスしても攻守の機会は多数あるので、やり直しがききます。バスケットボールも同様ですね。他方、吹奏楽はコンクールではやり直しがきかないので、高い精度でミスなくやり切ることが求められます。その高みを目指して50人くらいが打ち込む姿は、サッカーやバスケとは違うレベルの真剣さが感じられます。

 

これも青春だな・・と。こうして高みを目指して集団で何かに打ち込んだ経験があるということは、その後の人生で確実に活きると思っています。サッカー等とは違う観点で熱い思いが感じられますので「響け!ユーフォニアム」はとてもオススメです。