チーム練習後のスタッフミーティングで、監督より、低学年で参加しているカップ戦中にトラブルがあった旨の共有がありました。

 

詳しい経緯はわからないですが、試合中に相手のラフプレーが続き、それに腹を立てた子が試合中に相手に手を出してしまったとのこと。これ自体もよくないですが、更によくないことは、コーチが、その子を叱ることもなく起用し続けたり、相手チームに謝罪らしい謝罪もしなかったようです。一連の対応に腹を立てた相手チームから、試合後にクラブの代表電話宛にクレームの連絡が入ったそうです。

 

こうした時に指導者としては初動が大事で、原因はどうあれ、手を出すようなことをした以上きちんと謝罪はすべきですし、当事者に罰を与えることが必要です。試合中でも相手ベンチに行き謝罪する、試合後にも謝罪に行くなど。当たり前の行動であり、それで済むことが殆どです。そして、イエローカード・レッドカードのようなものが出ないとしても、問題を起こした選手は交替させて厳しく指導することも重要と思います。それを怠って、平然としていたら相手が怒るのは当然ですよね。

今回のように手を出すということだけではなく、激しいファウルをした場合なども同様に謝りに行くのが通常です。

 

加えて、こうしたトラブルが起きたのであれば、速やかに監督のところに報告入れるのも必要です。今回のようにクラブとしてクレームを受けることもあり、些細なことでも何か問題行為をしたら報告を入れることが重要です。

以前、長男がまだ3年生だった頃に、当時の2年生と合同でのTRMに行きました。その際、2年生の子が、待ち時間に禁止されていた会場の遊具で遊んでいたようです。別のコーチが気づいて注意して止めさせ、主催者側からも特にその場で話はなかったのですが、その遊具で遊ぶ姿を見ていた主催チームの保護者からTRM後に主催チームに話があり、後日に主催チームから注意頂いたこともありました。何か問題行為をしていると誰かが見ていますし、それにより大きな問題に繋がることもあります。

 

そうした経験から、私ともう1人のコーチは、長男の学年に対し行動面をかなり厳しく注意してきました。禁止事項でないことでも、品の無い行動は控えるようにし、TRM後には相手チームにお礼に行く、会場設営や片付けを手伝う姿勢を示すなど。礼儀正しい良いチームという評価を頂くこともあります。あと、いつも使う小中学校のグラウンドであっても、管理人から注意された事項があれば、監督や他学年コーチに共有もしています。

 

トラブルを起こさないこと、そして起きた時に誠意をもって対応すること、当たり前のことですが、この重要性を改めて感じる一件でした。