先日の日能研の公開模試や育成テストの平均点を見ていると、綺麗に平均点がMからA4~1の順に並んでいます。

過去の偏差値等を長期的に見てクラスを決めているので当然と言えば当然ですが、見事な分け方だな・・と思ってみています。

あと4年時のテストの平均点に比べて、Mクラスも含め全体の平均点は下がっているように思えるので、テスト全体の難易度が上がっているのかな・・とも思いました。

 

新5年生で何週か回していく中で、日能研でいうとMクラスに入っているかどうかで差がついてきそうな気がしています。そもそもMクラスとAクラスでは授業のコマ数の違いがありますし(算数・国語の演習講座が必修)、宿題の量やテキストで触れる範囲も差があるようです。量も範囲も差があるとなると、勉強量に差が出てきますので、自ずと成績にも反映されていくように思えます。勿論、自主的にMクラスで触れている範囲を勉強するなどはできるかもしれませんが、そこまで自主的に頑張れる子は少なくとも多数派ではない気もします。なので濃淡つけているな・・と感じます。

 

我が家の場合、私も妻も家庭学習にそこまでじっくり付き合えないこと(丸付けとスケジュール管理くらい)、本人は日能研で言われた課題はきっちりやること、基本はきっちり理解しているので宿題をやって詰まることはほぼ無いこと、実際、宿題の丸付けしていて間違って直しをする件数は少なく間違えていても「もう一回落ち着いて解いてみて」と言うと対応していることから、一週間の中でいつに何するかというスケジュール管理さえすれば長男は自走してくれます。なので、Mクラスで、宿題の量の範囲も広く負担が多くても、長男はそれをこなしていけるし、量と範囲をこなしていくことが力になってくると思うので、今のMクラスは丁度よく心地よいです。本人は同じ小学校のAクラスの子が2コマで帰っている姿をみて羨ましがったりもしていますが。なので、長男にとってMクラスを維持し続けることは重要と考えています。

 

先日、SAPIXに通っている同級生の親と話をしましたが、SAPIXではαクラスか否かでテキストは変わらないものの、テキストで触れる範囲も変わってくるので、αクラスを維持できるかどうかがポイントで、αクラスに入れないと勝負にならずに差がついてくる、月1回のテストの結果でドライに組み分けがされていくので毎月が勝負、というような話がありました。日能研の場合はクラス替の頻度は2カ月に1回で、その間に何度も育成テストや公開模試があるので一発勝負では無いですし、ドライに点数や偏差値だけ決まる訳でもなさそうではあります。

 

レベルに合わせて適度な範囲と量と難易度にしているということでしょうが、見方を変えると、選抜した子に対してリソースを注力することで伸ばしていき、選抜メンバーに選ばれるようにするための競争意識を高めていく(家庭学習含めて自主的な努力を促す)という点で、塾側にとって理にかなった仕組になっているかなと思います。

 

改めて、Mクラスを余裕をもって維持できる水準を保つことを目標に頑張ろうと感じました。