区大会が終わり、4年生としての公式戦はこれで終了。これからは新年度に向けての助走期間・準備期間になります。

新年度のチーム分け、GWに行われるブロック大会メンバー、リハウスリーグ参加メンバー、下の学年からの招集メンバーなどを順次決めにいくことにはなります。

 

また、GWに行われるブロック大会がこの学年としての最大の山場になります。5年後半からは塾が忙しくなる子も出て来ると思いますので、現実的に考えると、現在のメンバーで臨める実質最後のブロック大会になるかなと思われ、ある意味この学年の活動の集大成であるとも考えています。高い目標ですが、何とかここでブロック優勝を遂げたいです。

 

そのためには、このチームに足りないこととして、力強さ・貪欲さが挙げられます。ショートパスで繋ぎながら崩すことは得意で、技術に優れたメンバーが揃っています。ただ、ガンガンとぶつかっていく力強さ、何としても得点を取りにいく・止めるという姿勢に不足しています。皆、良い意味でも悪い意味でも大人しく賢いので、飛び込まずに抜かれないことを優先するリスク回避的な行動をする、パスに追い付かないと思ったら諦めて追わない、ファウルはせずに綺麗なディフェンスをする、等々です。一歩引いた形で冷静なサッカーのスタイルです。

 

ただ、1点を争う勝ちにいかねばならない試合で、得点を1点でももぎ取りに行く、ギリギリのところで失点を防ぐためには、時には力強さや貪欲さが求められることもあります。ボール回ししている相手ディフェンスラインを全力でチェイシングしていたら、20回のうち1回くらいはミスしてボール奪えるかもしれない、相手がスピードに乗ってドリブルしていても、体を当てればバランス崩してボール取れるかもしれない。どんな強い相手でも、どんな上手い相手でもミスすることはありますし、全く付け入る隙が無いこともありません。相手も人間です。諦めずにボールを追う、全力でプレーすると、思わぬところでチャンスが転がりこんできたり、ピンチ脱出できることもあります。

 

今の4年生にはこの力強さ・貪欲さが欠けています。優等生のサッカースタイルです。得意のショートパスを繋ぐプレーは大事です。これを武器に、貪欲に勝ちにいくためのプレーを、あと3か月くらいかけてプラスしていきたい、それがこのGWまでの期間の課題なのかと思っています。これをやり切れるかどうかで、ブロック大会で思い通りの結果を残せるかどうかが変わってくるかなと思います。