宿ってる。 | dorikoオフィシャルブログ Powered by Ameba

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ツイッターでコントみたいな悲しい腕時計の話をしていて
思い出したことがあります。

自分は時計が好きです。

時計というと、
ミニアルバム「Nostalgia」でも
キーとなるイラストで使いましたし、
今まで作った曲でも
「時間」というものを扱った曲は複数あります。

まあそれとはあまり関係ないかもしれないけど、
好きなのです。

特に、電池で動くものじゃなくて、
機械式時計と言われる
昔ながらの時計です。

時間を正確に刻むために
時計師が歩んできた歴史だったり、
その複雑な構造なんかは
見ているだけで楽しいのです。

ということで、
自分が持ってる腕時計は
G-SHOCK以外は機械式時計です。
ただ、すぐ止まってしまうので、
出かける前には
毎回りゅうずを巻いたりしなくては
いけないわけです。
それが味わい深いと感じるか、
面倒くさいと感じるかは人それぞれだと思いますが。

で、そんな時計の中でも
デザインに惚れ込んで、
古いアンティークなものを
欲しいと思ったことが一度ありました。

時計って、中古だと数十年から百年くらい前のものまで
わりと普通に売ってたりするんですよ。
安いものから高いものまで。

そんな中特に気になったものを
見ていたんですが

…なんだかすこし怖くなりました。

自分、色々なものの中古って
全然気にする人じゃないんですが、
なんだか時計だけは
これまで使っていた人の「何か」が
宿ってるような気がして
気楽に買ってはいけない気がしました。

実際のところ分かりませんが、
大事なものだったのに
何かの悲しい理由で手放したものかもしれないですし、
なんだか毎日巻いていた人の存在を感じるようで、
とにかく買えませんでした。

自分は本当に時計以外では
ほとんど気にしないことなのですが、
あれ以来古い時計は
見るだけにして
自分では買おうとは思わなくなりました。

まあ誰でも
何か「宿っている」って感じるものって
きっとありますよね。

ていうオチも何もない話です。

ではでは。