今、高校生の娘は過食嘔吐の真っ最中です。
少し前まで拒食で、いつ心臓が止まってしまうのだろうかとこわい思いをしていましたが、
ひとまず体重的には危機的状況を脱しました。
それは1つの安心ではあります。
とはいえ、
またいつ拒食に戻るのか、戻らないのかわかりません。
いいときと悪いときを
波のようにくりかえしながら、
少しずつ改善へ向けて進んでいく。
スパイラルの階段のようなイメージです。
拒食のときも
今も、それは変わりません。
いいときがずっと続くことはないし、
悪い状態も、ずーっとそのままというわけではない。
しんどいときは、終わりが見えなくて苦しいですが。
このブログを書いている2024年現在、
日本の摂食障害の治療は、
基本的には「行動制限のある認知行動療法」が採られていると思います。
娘もそうです。
食べられないけれど、
なんとか口にして、
体重は増やしたくないけれど、
なんとか口にして、
「●●㎏になったら〇〇できる」という感じです。
例えば
◆◆㎏からは体育の授業ができるよ、
◇◇㎏からは徒歩での通学ができるよ、など。
「■■㎏になったら入院」
という限界設定もあります。
入院をとても嫌がるので、
入院しなくて済むように、
なんとかして食べ物や飲み物を口にします。
口にすると言っても、
簡単にはいきません。
食べるくらいなら死んだほうがマシだと本人は思っているからです。
「食べるのがこわい!」
娘は何度も何度も食べ物の恐怖に怯えました。
一般の人には、食べることは当たり前過ぎて
あまりにもこの気持ちは理解しがたいものです。
そうした病気の症状と闘いながら、
一歩一歩、目標をクリアーしてきました。