前回の続き

指宿から枕崎行きの普通列車に乗り込んで、指宿枕崎線をさらに南下。
JR最南端の駅である西大山駅にたどり着きました。

日本の端にあるJR駅の紹介。ちなみに最西端だけはJRではなく、松浦鉄道のたびら平戸口駅です。
なお、この日はダイヤ改正前日で、東根室駅廃止が明日に迫っていました。次の日には書き換わってしまう地図...なんとも寂しい限りです。
まあ、根室駅に最東端が戻ったので「東」と経度だけ弄っておけばいいだけか←

列車の本数が少ないので車で来る人も沢山いました。
所要時間を考えるとレンタカーで枕崎ごと回った方が早いのでしょうけど、私は鉄道でこそこの駅に来る意義があると思っているので遅かろうと頑固に乗り通します。

西大山からは薩摩富士の異名を持つ開聞岳が車窓いっぱいにそびえます。
大山や由布岳など○○富士という山を幾つか見てきましたが、開聞岳は特に富士山に近い美しいシルエットをしていると感じます。

キハ47のレトロな車内から眺める沿線に広がる菜の花畑が旅情を掻き立てます

そして本土最南端の終着駅、枕崎へ到着。
かつては鹿児島交通枕崎線を介して、鹿児島本線の伊集院駅まで薩摩半島を囲うように鉄路が敷かれていましたが、1984年に廃止されたからはここが本土の線路の果てとなりました。
関西からだと鹿児島まで新幹線があるので、四方端の中では比較的行きやすい駅ですが、それでも遠くまで来たという感覚はありました。

市の特産品である鰹節を買ってこの日は鹿児島中央まで戻ることに。

お宿では薩摩豚のしゃぶしゃぶをいただきました。結構なご馳走ですが、泊まったホテルはこれに朝食がついて13000円。夕食のボリュームを考慮するとコスパが良かったのではないかと思ってます。

次は2日目。鹿児島中央~宮崎、別府までの様子をお伝えします。
続く。
