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私立聖祥学園 勇者倍

フィギュアで遊ぶブログです。購入品の報告や茶番、日常生活にアニメキャラを織り交ぜていくちょっと痛いブログ笑


お久しぶりです。今、西日本ユーザーの中でちょっとしたポイ活ブームが起きています。以前、WESTERポイントを9000ポイント使用することでJR西日本の新幹線を含む全線乗り放題と指定席利用無制限のきっぷが発売されていることを別の記事で書きましたが、そもそも9000ものポイントを限られた期間でどうやって貯めればいいのかという反応もネット上では見られました。



しかし、このきっぷの前後辺りでtabiwaから発売されていたフリーパスパスが話題になります。

『まるっと ひょうご 夏の体験デジタルパス』と『神戸・姫路 夏の体験 デジタルパス』の2種類です。それぞれ内容や値段に違いはありますが、今回の内容には直接関わらないので詳細は伏せます。

この2種類のパスが注目されたのは、交通系ICカードICOCAをtabiwaのアカウントに紐付けた状態でそれぞれのパスが指定する自由周遊区間にて鉄道を利用した場合、ICカードから差し引かれたチャージ金額を利用日翌月末にWESTERポイント(基本)で還元するという仕組みです。

基本ポイントというのは使い道自由なので、当然乗り放題きっぷの支払いに充てることが出来ます。

これに目をつけた人々はパスの周遊区間で9000円を消費するために乗り鉄を始めたというのが今回のポイ活ブームのあらましです。

還元される日が利用日翌月の末で、乗り放題きっぷの期限が9月13日なので、遅くても7月末までに9000円を消費しておく必要がありますが、乗り放題きっぷに使えなくても8000ポイントで新大阪から博多まで新幹線に乗れるので、今からでもやる価値は十分にあると言えます。これから発売されるポイント消費型のきっぷに取っておくのも手。

という訳で、ポイントが欲しい私は神戸・姫路版を買って9000円を無理矢理消費することにしました。周遊区間内では尼崎~姫路間が1560円なので3往復すれば目標のポイントを獲得出来ます。しかも、この区間は化け物列車でお馴染み新快速のテリトリーなので移動速度も十分。夕方にはノルマを達成できます。

とはいえ、ただ電車で往復するだけだとさすがに味気ないので少し観光します。姫路で行きたい場所があったのと、ラビューさんが18きっぷで来ていたので姫路駅で駅そばを食べる約束をしていました。



7:30に大阪を出発。途中で和田岬線に乗るために快速を使いました。



淀川の河川敷はこの日の花火大会に備えて会場が設営されていました。このタイミングで帰りは特急使い、混雑を回避することを画策...というのは建前で、本当は乗りたい車両があったので使用は既定路線←

新快速が使える区間で何をバカなことをというツッコミは受け付けておりません。着席保証目的で設定されているラクらくはりまという特急の存在意義がなくなりますからね☆←



複々線区間なので新快速や特急に抜かれます。西宮で背後から襲ってきたのは智頭急行からの刺客、モンスター気動車ことHOT7000系 スーパーはくと1号 倉吉行き。




芦屋 
大相撲力士 貴景勝関の出身地。残念ながら名古屋で関脇に降格となってしまいましたが、来場所は得意の突き押しで大関復帰を願いたいところ。




神戸
東海道本線と山陽本線の境界。ラビューさんとも話題にしましたが、割と大阪が境界と勘違いしている人が多いのか?新幹線の境界が新大阪だから間違いを誘発し易いのかもしれませんが。ホットな話題だと柔道パリ五輪代表、阿部一二三・詩選手の出身地。



お隣の兵庫駅。県名が着いている割には存在感がイマイチなのは山口駅と同じか。本数の兵庫、特急停車駅の山口、どちらが上と捉えるかはあなた次第。


で、このフリーパスで話題になっているのが和田岬線。兵庫駅から1駅だけで終点に至る非常に短い路線です。



この路線、運賃精算のやり方が少々特殊で、終着駅の和田岬駅には改札がありません。では、どうやって精算するかと言うと、それは兵庫駅構内に設けられた中間改札がその役割を担っています。和田岬線乗り場だけにあるこの改札は実質、和田岬駅の改札という訳です。

流れとしては、

入口の改札通過で乗車→中間改札の通過で和田岬駅下車扱い


となります。ここでポイントになってくるのが運賃の支払いが兵庫駅で完結しているという点です。つまり、和田岬駅まで行かなくても150円は払った扱いになるので極端な話、電車に乗らず兵庫駅内のふたつの改札を往復しているだけでも無限に運賃を取られることになります。

もちろん普通であれば何の得にもならない奇行なのですが、フリーパスの区間に入ってしまったためにこの奇行が思わぬ形で注目を浴びてしまいます。両改札の距離は歩いて1分かかるかかからないか。誰が最初に目をつけたか知りませんが、2つの改札間を往復してICOCAのチャージを爆速で溶かし、後日還元されるWESTERポイントに変換するというぶっ飛んだポイント獲得術が発見されてしまいました。

理論上2分1往復で300円なので1時間休まずやれば9000円。

最低でも2時間半かかる新大阪~博多間の9790円に迫る運賃を特急料金も無しに半分以下の時間で使い切る...と考えるとえげつないスピードです。

とまあ、ポイントを蓄積させるならこれ以上効率的な方法はないのですが、事情を知らない人から見れば奇行にしか見えないし、JRに本来支払う必要のないお布施をしているとはいえ、パスのコンセプトをガン無視したこの行為を疑問視する声もネットでは見られます。改札を行き来するので駅員さんの視線だって怖い。あと、いくら距離が短いと言っても夏場なので暑い。という訳で、精神的な障壁はかなり高いと受け止められたのか、大人数が両改札をシャトルランしているという珍百景はなく普段通りといった感じでした。私もそこまで勇気がなかったので、時間計測のために1往復してから大人しく和田岬線に乗り込みました。1回くらいは大目にみてください...。気にしてなかったらケツを痛めるリスクを負ってまで姫路と尼崎の往復なんてやってませんw

ちなみに、和田岬線が運行されていない時間帯は中間改札が閉鎖されています。上記の悪巧みを許さないとかそういうことではなく、和田岬線は沿岸部への通勤に特化したダイヤで運行されているため、そもそも改札を空けておく意味がないから閉めているだけです。日曜は朝夕に各1往復、そもそもシャトルランなんて無理な話なので諦めた方がいいです。


という訳で和田岬線へ乗車。所要時間4分の短い旅。


兵庫運河にかかる和田旋回橋は日本最古の鉄道可動橋です。可動機構は撤去済み。前面展望だと通過が一瞬で分かりづらいのがちょっと残念ですね。






和田岬駅

折り返し兵庫駅に戻って神戸から姫路行きの新快速へ。11号車の冷房の効きが悪いとアナウンスされましたが 、次の往復で乗った車両も8号車から12号車の冷房が故障していました。どちらも223系だったのですが、夏場にそれはやめてくれ...w



姫路に到着。3月に播但線の乗り換えで使って、2週間前に新幹線で通ったばかり。盆にサンライズで戻ってくるときに降り立つ駅もココ。1年で行った回数最多になってしまうのではw

言わずと知れた世界遺産、姫路城の最寄り駅ですが、それとは別に行ってみたい場所があったので城とは反対方向に徒歩で移動を開始



イオンタウン姫路付近にある姫路モノレールの廃線跡。





姫路モノレールはかつて手柄山公園と姫路駅を結んでいた路線ですが、開業当初から営業不振に苦しみ1966年から1974年の休止を挟み1979年に短い生涯を終えることとなった非運の路線。

遺構は割と最近まで残っており、ビルを貫通したビジュアルが絶大なインパクトを誇った旧大将軍駅が有名でした。

ただその遺構も近年は安全上の観点から解体が進んでおり、路線の面影は市域から姿を消しつつあります。


ちょうど目の前にバスがきたので


姫路城にも足を伸ばしました。前に来たのは小学生のときだったので、平成の大修理が終わってからは初めてです。








ラビューさんと待ち合わせしていたのでかなり駆け足で登城。ここ最近の暑さも合わさって汗だくになりハードな観光になりました。次に来る時はもちょっとじっくり見たいですw



駅に戻った後は18きっぷで姫路に来ていたラビューさんと駅そばを堪能。

三ノ宮、大阪方面の店舗は急行みささ・みまさかを思わせるキハ58風の外見をしています。



ラビューさんと三ノ宮まで同行したあとは、本格的に修行開始。ここから姫路と尼崎を2.5往復します





対策も抜かりなく。ニトリで1000円で売っている小型ジェルクッションを持ち込み、長時間の乗車に備えます。18きっぷの長距離移動を想定して買ったものですが、思わぬ形で出番が回ってきました。




往復しているとさすがに海も見飽きるかと思いましたが、時間帯によって光の当たり方が変わるので須磨や明石海峡大橋の様子の変化を見るのは楽しかったです。



しかし何回も姫路城をみてるとさすがに疲れます笑



時間に余裕ができたので、チャージ金額を余分に溶かす目的も兼ねて姫新線に一区間だけ乗車。姫路と岡山の新見を結ぶ路線で、輸送密度は1351とローカル線の様相を呈していますが、姫路から播磨新宮までは姫路側の通勤・通学需要に支えられて6686と比較的好成績を挙げています。乗り込んだ二両編成のキハ127系は4時台では立席になるほど混んでおり、とても輸送密度132の超赤字路線が末端に潜んでいるとは思えません。



最後の復路は自身への労いも兼ねてHOT7000系スーパーはくと12号大阪行に乗車。1994年にデビューした智頭急行所属の車両ですが、管理はJR西日本が行っています。


〇人事件が起き起きそうな列車だ...。鳥取が原作者の青山剛先生の出身地であることに因んだラッピングなのですが、気にせずにはいられないw

先頭はパノラマ車になっていて前面展望が楽しめます。283系と違ってこちらは普通車指定席なのでグリーン料金がかからずお得ですが、たまに貫通型の車両が来て壁と睨めっこする羽目になることも。

貫通型だと予約画面で最前列のC席が最初から取れないので、発車直前にそれを確認し、A、B、Dも誰も取っていなかったので貫通型と推測しましたが、結果はご覧の通りパノラマタイプ。


しかも、窓枠の位置を調べる暇がなかったので、慌てて取った席は、クソデカ窓枠の目の前でした笑



列車は東海道・山陽本線を新快速と同じ120km/h台で突き進みます。



同じスピードでも気動車の迫力は電車のそれと比べ物になりません。各車に2基搭載されたコマツ製SA6D125H-1ディーゼルエンジンから響く轟音は223系や225系にはない力強さを感じます。加速音がクセになる。

今度は智頭急行線を含めた全区間で乗ってみたいです。振り子がONになる区間こそHOT7000の真骨頂が見られるでしょうからね。

列車は大阪に到着。朝にチャージした金額は全額使い切りました。来月のポイント還元が楽しみです。現状、このポイントの使い所ははっきりとは決まっていませんが、乗り放題のような特殊なきっぷが発売されない限りは、3月ににちりんシーガイア目当てで九州遠征をするための新幹線代に充てようと考えています。

さて、次回の鉄旅はいよいよサンライズへの乗車。東京への移動はもっぱら新幹線だったので、寝台列車で夜の東海道本線を駆け抜けるのがとても楽しみ











....だったのですが.....






........。