枯淡の趣き
皆さま こんにちは
菊水というサボテン
各種サボテンを栽培している愛好家のハウスを拝見すると、必ずと言って
よい程、目に留まるサボテンの一つです。昔から人気のサボテンです。
菊水のような一属一種のサボテンは、昔は、稀少種ゆえに入手が困難で
した。サボテン写真集を眺めては、憧憬の念を抱いておりました。
自生地はメキシコ・ケレタロ州など。岸壁に張り付くように生えています。
まるで化石を見るようです。頂部以外の刺はほとんど脱落しています。
枯淡の趣きがあり、それも魅力です。
栽培。肉質が硬く、成長が遅いです。水遣りを控えめにして、ゆっくり育
てるようにしています。
毎年、三月初旬に花を咲かせます。ご紹介します。
菊水の植え替え/2月初旬
菊水(輸入球)の開花/3月初旬
菊水綴化(輸入球)の開花
菊水(実生球)の開花
同上・刺が面白い
細い刺が絡み合うように伸びて、まるでツルビニカルプスの長城丸を
連想します。刺の個体差。
自生地の菊水(球体と刺)
赤花菊水(輸入球)の花
赤花菊水(交配種)の花
赤花菊水の名称で販売されていた株です。ツルビニカルプスのアロンソイとの
交配で、園芸的に作出されたものと言われています。
花が径4センチと基本種に比べ倍近く大きいです。目が肥えると球体を見ただ
けで識別できます。
ご覧いただきありがとうございました。