あらくま家族~ずっと一緒 -4ページ目

あらくま家族~ずっと一緒

生まれてから一か月半、NICUで頑張ってくれた強い息子。息子のこと、息子への想い、日々の気持ちなどを綴りたいと思います。

三月の半ば、子供向けキャラクターコンサートに行きました。


チケットはネット購入で、夫に頼んでました。
なかなか入手困難だったそうで、何度やってもアクセスできなかったそうですが、なんとか買えたと。

一歳から大人と同じ料金で席が必要なのですが、夫は四席申し込んでました。



三席申し込むことは辛くてできなかったそうですアセアセ
子供向けのイベントだから、余計にだろうな。
私だったら三席にしてたと思います。
でも、気持ちは分かるし、実家の母を誘うか…などと思ってましたが、夫はそういうつもりもなさそうなので、息子と四人で行きました。



せっかく席を取ったので、写真を持って行きました。





割と早く会場入りした私達。


私達の席は通路から一席あけて四席。

通路側から私、妹、夫、荷物の上に上着広げて息子の写真を置きました。
(私は人目を気にしてしまって始まる時に出そうかなと思うのですが、夫は割と堂々としてます)



私の右側は通路側の一席。


この一席って埋まるのか?
夫に一席だけって、どう振り分けられてるのか聞くと、購入時に連なった席かバラバラの席で良いかを選べて、多分、最後の方に購入したらバラけた席しかないのだと。



しばらくして右側の一席に女性が座りましたが、その人はまだ生後半年くらいの赤ちゃんを抱っこ紐で抱き、三才くらい?の男の子を連れてました。


抱っこ紐をしてるので、当然男の子は膝に座らせらないので、足元に立てて置いたリュックに男の子を座らせようとしてましたびっくり


どういうことだろう?
と様子を見ていたら、立ち上がって離れた席へ荷物を置きに行きました。


バラバラの席を購入して、しかも一人で二人の子を連れてきたのだと分かりました。




これは大変そうと思い、席を譲ろうかと夫に相談しました。


夫はどっちでもと。(本当にどっちでも良さそう)
別に譲っていいけど、私から言ってやと。



なんて説明したら?
席が余ってる?四人分買ったけど?


言うことがまとまらないまま、「すみません」と声をかけました。



「私達、四席とったんですけど、一席空いてるので、もしよろしければこの隣の席使って下さい。」
迷いつつ、そんな感じのことを言いました。


すると、「とんでもないです。せっかく写真もおかれてるのに。いいですいいです」


写真に気づいててそう言ってくれただけで、なんか感じの良い人と思えました。
「いえいえ、せっかくなんで使って下さい」と言うと、
「じゃあお言葉に甘えて。ありがとうございます。一緒に来るはずの人が来れなくなって。あ、良かったら向こうの席、荷物置くのに使って下さい」
と言って頂きましたが、「いえ、大丈夫です」とそそくさと移動しましたアセアセ



実は話してる途中から、涙ぐんでしまって。(マスクしてたので分かりにくいと思うんですが)


四席とったんですと言った時点で少し泣きそうになりました。
改めて説明するとダメなんです。
さらに写真のことに触れてくれたので余計に泣きそうになり、気を遣わせたくなかったのでなんとか堪えて、さっさと離れてしまいました。




その後、その人は開演前までしばらくどこかへ行かれてましたが、戻って来ると、
「お金崩してきたので席代払わせて下さい」と。


こういう時、優柔不断で(受け取った方が失礼ないのか?とか判断しかねて)断っても「でもこっちのミスなので」とさらに押されると押しきられそうに。
夫がいらないと身ぶりで表してたので、断りきれました。





開演してから思い返し、なんか息子って…やっぱり良いヤツやなぁと考えつつ、夫の方を見たら、泣いてました。
(私もですが…)



妹が楽しそうだったから息子も…と思ったのと、多分、席のこと。



上手く言えないんですが、四席取ったのに一席空いてるから席がすんなり譲れたわけで。


いるんだけど、姿がないってことを確認してしまう。



でも、たまたまお隣が席が必要な状況だったということも、息子はすごいなぁと思えて嬉しい気持ちもおねがい

すごくきっちりされて感じの良い人だったし。





それに最初は、私、妹、夫、息子の順が、席を移動して、私(膝の上に妹)、息子、夫の順になりました。


息子は端っこより、私達の間が良かったのかも。
ちゃっかりしてるなとも思いましたウインク

妹のことが出てきます。




Eテレの幼児番組で流れていた『ほめられちゃった』という曲。


「おとうさんにほめられちゃった」という歌詞で始まり、おとうさんの部分に、おかあさん、おじいちゃんおばあちゃんが順番に入り、歌詞に合わせて、アニメーションの赤ちゃんが父母達それぞれに駆け寄ったり抱っこされたりします。



二番の歌詞はおにいちゃん、おねえちゃん。



妹はこの曲がお気に入りのようで、
おとうさんのところでは「とうさん」と言って、映像の赤ちゃんの真似をして夫の元へ行って抱きつき、おかあさんのところでは私の方へ。


おじいちゃんおばあちゃんのところでは
「じいちゃん!」「ばあちゃん!」と大喜びで映像を私達に指差してみせます。
(祖父母がいるときは駆け寄ります)



当初は、妹の喜びように、妹が皆に可愛がられてるからだと思い、
本来なら息子も私達夫婦だけでなく、祖父母や他の人からもたくさんの愛情を受けられてたんだと考え、息子が不憫に思えてこの曲が流れると胸が詰まりました。



そして、家族全員が登場するのに、息子が登場しないのはいたたまれず。

出てくるおにいちゃんは、息子にしては大きすぎる小学生くらいの男の子ですが、私が「○○(息子)やな」と言うようになりました。






ある日、私がお風呂から上がると夫が泣いてました。


聞くと、妹に録画した番組を見せていたらこの曲が流れ、おにいちゃんのところで
「○○~(息子の名前)」と妹が嬉しそうに言って、息子の写真に手を振ったので泣いてしまったらしい。
(夫はこの時初めてこの曲と妹の様子を見たようです)


そりゃ、突然それを見たら泣いてしまうなぁ。



それからは、おにいちゃんのところで息子の名前を呼んでくれるように。


もちろん嬉しいけど、切なくもなる。



息子は「こら~呼び捨てやめなさ~い」って注意してるかな。
でも、照れながらも映像のおにいちゃんみたいに妹をヨシヨシってしてくれてるんだろうな。





夫が泣いたこの時は私は泣かなかったけれど、先日、実家の父母と私、妹で食事に行き、そのことを妹が夫に話してたときのこと。



「ハンバーグ食べた」「じいちゃん、ばあちゃん」と話してる声と夫の相槌が聞こえ。
続けて「おかあさんも」と。
そして、「○○(息子)も」と。


聞いていて涙が出ました。


旅行とか特別な時は、息子の写真やミニ骨壺を持っていくけど、この時は持ってなかったし、妹がなぜそう言ったのか分かりませんが。


そっか、息子も一緒に行ってたんだなぁと思えて。
妹の中で、どういう風にかは分からないけど、息子はちゃんと家族の一員なんだと思うと、嬉しくもあり、寂しくもなりました。