今日からおいらは冬休み。
目的地に向かってる間の数時間で、ゆるゆるとした自分の振り返りをしようかと思いました。
自分の記録のための振り返りです。嵐まったく出てきません(笑)
今年は初めて主で担任をさせてもらって。
顔も声もわからないけど名前だけ並んでる自分のクラスの名簿を眺めて、相方(うちは1年生だけ2人担任制)も決まってから飛んだ4月頭のももクロどんたく。
福岡に向かう飛行機の中で、この1年自分が目指したいこと、生徒にできるようになってほしいこと、自分自身が大事にしようと思うこと、書き殴ったメモの切れ端はずっと手帳に挟んで見返してきた。
その中のひとつが、
「40人全員を欠けさせずに卒業させる」
教育に携わっている人なら、いやそうじゃなくても甘いというか青い目標だなって感じると思うのだけど(笑)
4月のあたしは、全員をきちんと卒業させることが正しいと思ってた。
3年間でいろんなことがあるだろうけど、それを乗り越えさせて、どこかに逃げたがるのをここで、ここで卒業させることに意味があると思ってて。
で、意気込んで迎えた入学式からさっそく1人来ないっていう(笑)
教採試験の練習みたいに、生徒は最初から自分に泣きついてきたりしない。わかりやすくアピールしてきたりしない。何が苦しくて今つらいのかしっかりと整理して説明してきたりしない。
してくる子もいるけど。できない、わからない、する気がない子だってたくさんいる。
それは去年にも感じたことだったけど、やっぱり副担任っていうのと「自分がいちばんに見なきゃいけない子だ(いけないっていうか見るべき子だ)」っていうのは全然違って。
入学式から来なかった子とは特にほんとにこの9ヶ月いろんないろんないろんなことがあって。
最初は何を言っても「学校には何の不満も不安もない。だってまともに行ってないんだから思うはずもない。ただ体調が悪いだけ」って死んだような目をして呟くだけだった。
言いたいことはいっぱいあったけど、やってやりたいこともいっぱいあったけど、正直「違います」って言われるとどうしたらいいんだろうって思った。
引き出しをたくさん持ってるわけじゃないから、経験値もないから、諭したり導いたりするのは自分にもその子にもしっくりこないだろうし、他の人にそれは任せることにして、全然関係ないところから、世間話のふとしたところから忍びこめるところはないかなって探したり。気安く思ったことをこぼせる相手になることに集中したり。
せっかちだし、ほんとはガーッと言いたいことがいっぱいある中で遠回りしてる感じがもどかしくてしょうがなかったんだけど(笑)
少しずつ少しずつ、ぽつりぽつり自分のこと話すようになって、大人には「はい」「わかりました」「できます」「がんばります」を言っておけばこの場から去れると思ってた子が「いやだ」とか「それはできないと思う」とか「自分はこう思ってる」とか言うようになってきて。
他のベテランの先生に比べたら年が近い分、同レベルかっていうような喧嘩もしたし(笑)でも喧嘩できるくらい言い返してくるまでにほんとに時間かかったし。
約束して、今までが嘘みたいにスッと(裏では全然スッとしてはなかったんだけど、教室では)戻れた時期もあったし、
でもそこまでには、校舎内を全力疾走するその子を前の授業の道具抱えたまま追いかけたり、気持ちが昂ぶって叫び声をあげながら教室入るのを見届けて「あいつこの1時間大丈夫か…」ってこっちが不安になりながらあと30秒で始まる自分の授業教室にダッシュしたりするような日々があったし。
ドラマみたいに全部うまくはいかないし、少しずつ良くなっていったりはしないしむしろ一気に後退することもあるし、届かないし、受け取れないし、この1年自分がどっちに手を伸ばしたらよくてどこを向いたらいいのかわからないことばっかりだった。
もちろんこの子以外にも39人生徒はいて、クラス以外の子だっていっぱい関わることになって、それぞれが毎日すきなように過ごしてくれるので常にいろんなことが起きるわけだけど(笑)
正解ってないんだなって。
生徒によって、その子の今の状態によって、それに関わる教師や保護者によってパターンっていくつもあって、あの先生があの子に対して上手くいったからって、同じ方法をあたしがこの子にやってみたってちがうんだなぁっていうのをすごく実感した1年でした。
結局、うちのクラスの子は他のところに行くことになって。
4月のあたしならそれはすごく苦しいことだったと思う。
けど今は、それが自分がしっかり考えて出したもので、ここにいるよりもこの先に繋がる選択なら応援できる、って思うようになった。
自分が送り出したかったなとかさみしいなって気持ちはあるけど、ここにいることだけに固執するのが必ずしも正解ではないんだなって、いろんな先輩にも教えてもらって、転校した子たちのその後を聞いて、何回も何回も自問を繰り返して思った。
昨日ね、年内最後だしと思ってその子を呼び出して話してたんだけど、そのときに
「自分は結局ここで卒業することはできなくなったけど、ここに来たことはよかったと思ってるよ。先生は今まで出会ってきた先生の誰とも似てなかったけど、先生待ってるから行こっかなって思った日もあるよ。先生いつもぐうたらのんびりしてるけど(笑)自分のことで心配かけたんだろうなとは思ってる。ここで他のみんなみたいに普通に卒業できたらよかったのになって何回も考えるけど、4月から逃げちゃったから。自分を保つために逃げなきゃいけないときもあるけど、今回は立ち向かわなきゃいけないときだったんだなって、逃げちゃだめだったんだなって今は思うんだよね。」
って言ってきて。
なんで自分がしんどいかわからない、いやしんどいわけじゃないと思うよくわからないとりあえずそのうち大丈夫になるから先生はほっといてください
って言ってた子がそんな風に話してきて、なんか、なんかいろんなこと思ったなぁ…。
もっとそのときそのときでできたことがいっぱいあっただろうなと思うし
自分みたいなぽんこつ新人じゃなくてベテランのA先生のクラスだったら、聖母みたいなB先生のクラスだったらこの子はもっと生きやすかったんじゃないかとかはそれこそ何百回考えたかわからないくらいだけど。
でも、その子含めあの40人があたしのクラスの子になったのには何か意味があると思いたい。
大事な高校生の時期をたとえ1年でも一緒に過ごせたことで、お互いに得るものがあるといいなと思う。
綺麗ごとばっかりじゃないし腹立つこともしんだいことも傷つくこともあるけど(そして逆にもっと違う場面で苦しい想いしてる先生なんていっぱいいるけど)
嬉しいこともしあわせなこともいっぱいある。
うちのクラス、担任に似てるねって他のクラスからよく言われるの。
のんびりしてるね~みんなパンダみたいだね~って(それはつまりダラダラしてるってことじゃないのかと少し心配)。
挨拶きちんとしないのいや
掃除きちんとしないのいや
先生はもちろんだけどそれ以上に他のクラスメイトが発言してるのに聞いてないのいや
誰でもいいからやってって言われたことには全員手を挙げろ
教室散らかすな黒板美しく保て
っていう、小学生みたいなルールしかないクラスだけど、それだけはちゃんとみんな守る(笑)
ほんとにちっちゃい子みたいに「せんせ、聞いて聞いて!!」が口癖だしすぐ褒めてほしがるし(笑)男子も女子も甘えたでペタペタひっついてくる子ばっかりで、高1ってこんなに幼かったっけな?って去年3年生だった分余計に思うけど。
ときどきすごく大人で、実はいろんなこと考えてて、「聴く」ことができて「受け取ろう」とすることができる、その努力をしようとするところを尊敬してる。
来年あの子たちと一緒に学年上がれるかはまだわからないけど(決まるのほんとに4月入ってからとかだから)、あとちょっとがんばらないとな~!!
と思いつつ、あーでももうちょい休みほしい…とか願ってしまうおいらなのでした(笑)
山場もオチもないただただ自分の振り返りをわざわざブログにしたのは、来年は同じ失敗はしないぞ、がんばれたところは伸ばすんだぞ!っていう自分への戒めです。