3月もあっという間に4分の1が過ぎようとしていて、ほんとにほんとに時間が過ぎる早さにびっくりしています。
今日は、勤務校の卒業式でした。
自分が学生のときは、式って退屈なだけで。
合唱とかは全力でやったけど、卒業証書を直接もらうわけでもない呼名なんてまったく気にしたことなかったし、入退場はスポットライトが眩しくて目線をどこにやったらいいのかそわそわして、あんまり式自体はすきなものではなかったなぁ。
そのあとのクラスメイトと写真撮るのとか、部活の集まりだとか、なんかそーいうのばっかり楽しみにしてた気がする。
でも、教師としての卒業式って、全然、全然全然違って。
あの式でクラス全員分の席があるだけで、もう泣けるんだよ。
呼名の一覧に全員分の名前があるだけで、もう泣けるんだよ。
あんなに1こ1こに心がぎゅってなるなんて、思ってもみなかった。
今までの、しんどかったことめんどくさかったこと投げ出したかったこと泣きまくったこと、楽しかったことたまらなく嬉しかったことこいつら最高だなって思ったことしあわせだなって思ったこと。
あんまり、記憶力ない人間なんだけど(笑)
なんかいろいろ、いろいろ思い出しちゃって。
今回、クラスの呼名を全員分やらせてもらって。
主担と副担で半分ずつとかのクラスはあるけど、主担が全員分やるところもきっと多いし、副担が、しかも来て1年の新任がやらせてもらうなんて聞いたことなくて。
魔法先生がやった方がいいんじゃないかって。やりたいんじゃないかって。生徒も魔法先生にやってほしいんじゃないかって。
ほんとに直前までいろいろ思ってたけど、やらせてもらってよかった。
すごく、有難い経験させてもらって。最後の返事、スッとした背筋、あたしに笑いかけてから真っ直ぐ前を見る横顔。きっと、忘れられない。
みんなの名前はきちんとしっかり呼びきりたかったから、途中危なくなりながらもなんとか終えたのだけど。
そっからは逆に、自分にはもうスポットライトも当たらないし泣き放題で(笑)
自分でも引くくらい式中ほぼ号泣してました(笑)
膝に置いてた、涙でヨレヨレになった名簿は魔法先生が思い出にどうぞってくれました。
うちの学校は最後のホームルームは保護者も見に来れちゃうし、泣かずに笑顔で終われるかなって思ってたのだけど。
教壇に上がって、みんなの笑顔を見た瞬間泣き崩れるっていう(笑)
三者懇談とかでも会ってない祖父母とか父親なんかにしたら、「なんだあのくそ泣いてる幼稚園児みたいなやつ」状態だっただろうな(笑)
のんびりしたクラスでした。
抜けてるとこもいっぱいあって、信じられないようなおっちょこちょいも平気でするし憤ったことも数え切れないくらいある(笑)
でも、人としてすごく大事だと思う部分を、当たり前のように外さない子たちでした。
あの子たちに気付かされることが山ほどあって。
心から尊敬できる部分も山ほどあって。
自分が高校生の頃、こんなに周りの友だちのこと考えられてなかったし、気付いてあげられなかったと思う、間違いなく。
しんどいなって思った時期もあったけど、人が苦手に感じたそんなときでもクラスの子たちには会いたいと思ったし、顔を見ると今日もがんばろうって思えて。
そういう出会いって当たり前じゃないなってやっぱり思うし、1年めでこの子たちと魔法先生との空間に入れてもらえたのはこの先の教師生活の中で絶対に大きい。
全然担任らしくない、頼りない存在だったと思うけど(もはやクラスで飼ってる犬のような扱いだったと思う)、大事な人たちでした。
クラスの子たちだけじゃなくて、学年の子も、在校生も、先生たちも。
1年間、ゆっくり振り返ることもできずに走り抜けた、というか転がってたに近かったけど、自分が一緒に過ごせることをしあわせだと思える人たちに出会えたこと、有難いなと思います。
明日から、あの子たちと同じようにあたしも、新しい生活。
あたしのことを全く知らない子たち。もう、「またか先生しゃーないなぁ」って笑ってくれるあの子たちじゃない誰かと。
またイチから、お互いのことを受け取って、差し出して、ぶつかり合って、すり合わせる毎日。
がんばるね、がんばろうねって約束したから。
今日はもらったアルバムを見ては泣いてしまうけど(笑)
また前を向いて歩かないとな、って思わせてくれた、思い出の日でした。