最終回まで、あと1回ということで、2時間スペシャルでした。
このブログでは最終回だけ拾って行こうと思っていますが、国民的ドラマの最終回ということで、プレ最終回も感想とあらすじを書かせていただこうと思います。
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もう、作られることはないのかなと思っていたのに、1年半のお休みを経て、昨年の10月に最終シリーズとしてスタートして、1年が過ぎました。
今回のシリーズでは眞ちゃんと貴子さんの結婚がメインになっていましたが、眞ちゃんは終始、情けない男でした。眞ちゃんが貴子さんから強烈に拒絶され続けても下りることが全くない様子は、「愛ゆえに」というよりも完璧に「執着」に見え、その姿はストーカーのようで、眞ちゃんがメインの回はかなり飛ばして見ていました(俳優としてのえなりくんは好きなんですが、情けない眞ちゃんは残念で)。
もう少し、実は貴子さんも眞ちゃんへの思いはあるというような様子を描いてくださったらよかったのですが、にべもない拒絶は本当に思いをなくしているように見えたし、それなのに眞ちゃんが一方的に執着するのは、男として、潔くないんじゃないのかと。ところが、最終回に向かって、貴子さんが「私も小島君のことは愛しています。結婚を申し込まれてうれしい」と、あまりにも素直に口にするのは、いくら、壮太くんとまひるさんの後押しがあったからと言っても、今ひとつ納得いかない展開でした。
どうせなら、貴子さんのことはすっぱりとあきらめて、まひるさんと新しい恋をはじめて、尽くし続けた壮太くんと貴子さんが幸せになってくれた方が自然な流れだったんじゃないのかと、まあ、そんな風に思うのですが、こういう「え? なんで?」というのが、これがまた、橋田さんの視聴者を飽きさせない手法のひとつ。今までも、「無理過ぎる展開では?」と思うことはたくさんあったので、最終シリーズでも、眞ちゃんと貴子さんの関係をミステリーとして位置づけて、視聴者の興味を引っ張ったということなんだろうと、理解しています。
それにしても、86歳という橋田壽賀子さん。この1年に渡って台詞の多いこのドラマを書き続けていらした姿は頭が下がります。最後の原稿をTBSアナの安住紳一郎さんが受け取るということを番組でやっていて、ちらっと見たのですが、とてもお元気そうで、まだまだお書きになれるんじゃないかと思ったりしました。長寿社会の日本にあって、「もう年だから、大変なことをしなくてもいい」というのではなく、現役最高齢のライターとして、主演の泉ピン子さんたちが老後に突入してからの生き方もずっと綴って、ギネス記録として残していただきたいものだと、そんな風に思ったりします。
これから、ほかの単発のドラマなどは書かれるとは思うのですが、『渡鬼』のような通算500回なんていうドラマはほかにないし、これを書き続けていただくことが、長寿社会を生きることへの勇気を与えていただける気がして仕方ないのですが。
どなたか、橋田さんを説得していただきたいものです。
さて。あらすじです。ネタバレなのでご注意ください。
眞ちゃんも貴子さんも「こんなことになるとは…」というくらい、急に結婚が決まってしまったので、周りはもちろん、びっくり。勇さんやほかの人たちはともかく、母親としての五月さんは特に納得がいきません。眞ちゃんの気持ちを汲んで、貴子さんを嫁として認め、「おかくら」にもお願いした五月さんだったのに、貴子さんは眞ちゃんとは「結婚するつもりはない」ときっぱりと断り続けて、五月さんをがっかりさせていたわけですから、「何を今更?」という気持ちは当然だし、体の不自由な道隆さんの面倒を看なくてはならない新婚生活は、「長男なのに婿に出したも同然。こちらとは同居もしてもらえない」と不満を訴えます。勇さんは眞ちゃんが幸せならそれでいいと見守るつもりでいて、眞ちゃんも「結婚式を挙げる必要もない。籍だけ入れればいいんだ。自分たちで何もかも進めるから何もしなくていい」と、両親に告げます。
道隆さんは、娘の幸せだけを願って、ずっと眞ちゃんに貴子さんをもらってほしいと願い続けていたので、ふたりの結婚報告には大喜び。また、大吉さんも結婚報告を心から喜び、五月さん夫婦に会いに幸楽に行きます。五月さんは「道隆さん、貴子さんだってあいさつにも来ていない」と、不満顔。「またダメになるかもしれないし」と、まだふたりの結婚に懐疑的です。大吉さんは道隆さんにあいさつに行くのは「おまえたちの方からだろう?」と言い、大吉さんは眞ちゃんのために「ちゃんと親としてやってあげることはやってほしい」と言いますが、五月さん夫婦は単に眞ちゃんから「貴子さんと結婚する。結婚式は挙げなくていい。自分たちで進める」と言われているだけなので、大吉さんのアドバイスにも苦笑い。「ちゃんと決まったのかどうかもわからないし、ただ、見守るだけ」と言うので、大吉さんはがっかりしてしまいます。
五月さん夫婦に会いに行ったのは内緒の大吉さん。「おかくら」に戻ると、「どこに行ってたの?」と長子さんにとがめられますが、大吉さんは「どこだっていいだろう?」と取り合いません。そこに貴子さんが「父と幸楽にうかがうつもりでいます」と。「小島くんは式も挙げる必要はないと言っていますが、私は結婚式はふたりだけのものではないと考えているんです。ですから、ごあいさつにうかがってお話をしてみないと…」と言うので、大吉さんは少しほっとします。
お昼の休み時間の幸楽に「突然、お邪魔して申し訳ございません」と現れる貴子さん。そして、連れてきたのは羽織袴で正装した道隆さん。車椅子から立ち上がろうとして、そのまま倒れこんだ道隆さんは店の床に土下座したまま、不自由で回らない口で、「貴子のことをよろしくお願いします」と涙ながらに叫び、その様子にすっかり心を打たれた五月さんは涙を流し、「ここまでよくなられたのは、貴子さんがちゃんとお世話を続けたという証拠ですね」と言い、勇さんは「どうぞ頭を上げてください」と助け起こし、「こちらからうかがわせていただかないといけないのに、失礼をおゆるしください」とわびます。
一緒にいた愛ちゃんも感動して涙しながらも、「嫁姑なんて、大変なんだからね」と、にくまれ口を叩き、「でも、同居しないんだから大丈夫よね」と言います。愛ちゃんは、眞ちゃんたちの結婚には反対ではありませんが、貴子さんをお店の手伝いなどさせたら、長男の嫁として、店をのっとられるんじゃないかとか、そういったことが心配なので、同居には反対しているわけです。
そんなことがあった幸楽の夜。勇さん夫婦、愛ちゃん夫婦と眞ちゃんがそろって、結婚のことを話し合います。道隆さんは、不自由な口なので、いつものように思いをパソコンで書いた手紙を置いていました。それには、道隆さんが眞ちゃん夫婦の世話になるつもりは全くなく、介護つきの施設に入る予定でいること、結婚式の資金はすべて自分が出すことなどが書かれていました。それでも、眞ちゃんには「おまえたちがお父さんの面倒はみなくちゃいけない。それがおまえたちの役目だ」と説く勇さん。「もちろん、わかっているよ。自分はそのつもりだ」と言う眞ちゃん。ただ、道隆さんに「結婚資金を出してもらうなんていうことは、とてもできない。女房の実家にお金を出させるなんて、男として恥かしいことだ」と言いますが、すぐには結婚資金ができるはずもなく。そこに、「はいっ」と、手を挙げた誠さん。店のためにプールしてあるお金を結婚式に使えばいいというのです。眞ちゃんにも幸楽の財産をもらう権利があるのだから、それだと思えばいいと。
眞ちゃんは、「自分は店のために何もしていないんだから、権利もないし、店から何かをもらうつもりは何もない。でも、貸してもらえるなら、喜んで貸してもらいたい。それに、結婚式を挙げないと言ったのは、長男なのに何もできず、お父さん、お母さんに申し訳なくて、結婚式なんて考えられなかったから。でも、こんなに喜んでもらっているんだったら、挙げてもいいんだよね」と涙ながらに感謝します。何かにつけてドライな愛ちゃんは「眞のためにお店のお金はあげたくないけど、返してくれるなら喜んで出すわ」と。眞ちゃんは今すぐには無理だけど、長男として、先々は両親の面倒は自分が看るつもりだと言うので、愛ちゃんが「私にはできないと思っているの?」と怒ります。両親にとってはちょっと幸せな姉弟のけんかです。
話は前後しますが、眞ちゃんは「おかくら」に、結婚に至ったのは、壮太くんのおかげだと報告したあと、貴子さんと一緒に居酒屋さんで壮太くんにお礼をしますが、そのときに一緒に呼ばれていたのはまひるさん。ふたりにお礼を言う眞ちゃんと貴子さん。そして、その帰りにふたりになったまひるさんと壮太くん。まひるさんは壮太くんに「自分は田舎に帰るつもりだが、壮太くんは田舎の旅館の板さんとして一緒に来ない?」と誘います。まひるさんのプロポーズでしたが、壮太くんは「自分はおかくらに恩があるから行けない」とあっさりと断ってしまいます。がっかりするまひるさん。「フラレた」とつぶやいて、タクシーで逃げ去るように帰り、家にいた兄の力矢さんにも「好きな人はいたけどフラれた」と言ってしまうので、だれだか気になって仕方ない力矢さん。
翌日、眞ちゃんに「だれのことか知らないか?」と聞きますが、眞ちゃんは思い当たらず。が、また、壮太くんと一緒に飲んだ眞ちゃんはまひるさんが壮太くんを好きなのではないかと思い当たり、壮太くんにも聞くのですが、「まひるさんは好きだが、住む世界が違う。そんなことを口にして自分のことをバカにするな」と怒ります。
翌日、会社で力矢さんには壮太くんのことではないかと言う眞ちゃん。そこで、力矢さんは帰宅してからまひるさんに直接、聞いてみると、好きになったのは壮太くんのことだとわかります。壮太くんのことを買っている力矢さんはうれしい気持ちでいるのですが、まひるさんはもうフラレてしまったのだから、だれにも言うなと口止めします。
さらに翌朝、自分たちが世話になったお返しがしたいと思っている眞ちゃんは気になって「どうでしたか?」と力矢さんに聞くのですが、今度は眞ちゃんに無愛想にふるまって、力矢さんは答えません。が、実は力矢さんは、お昼休みの壮太くんを呼び出していて、直接交渉。それでも、壮太くんは頑固な人ですから、さっぱり受け付けません。それでもあきらめきれない力矢さんは「おかくら」までついて来て、ことの次第を大吉さんたちに語り、長子さんや貴子さんも説得しますが、壮太くんは自分は「おかくら」を離れるつもりはないの一点張り。やさしい大吉さんは、板さんなんてほかにいくらでもいるんだから、うちのために好きな人をあきらめる必要はないと口にしますが、壮太くんは聞き入れません。
結婚式を急ぎたい道隆さんは、ネットで式場を調べて早手回しをして、結婚式は9月29日に決定したいと言います。急な結婚式は難しいので、浮かない顔の眞ちゃんでしたが、貴子さんに「私の幸せだけを願ってやっていること、父には嫌な顔をしないで受け入れてやってほしい」と頭を下げられては断ることができません。その報告であわてる五月さんは「もう嫁さんの言いなりになって尻にしかれて」と不機嫌でしたが、朝早く、勇さんとともに正装した姿で待っています。「結婚式なの?」と驚く眞ちゃんですが、実は眞ちゃんの結納です。おやじバンドの縁で、金田さん夫婦が仲人を頼まれて、やって来て、「おめでとう」と言われて苦笑いの眞ちゃんですが、「こういうことはきちんとしないと」と言う勇さん夫婦です。
まだ、姉妹たちにも話していなかったのに、金田さんに仲人をお願いしたところから、一気に姉妹たちにも連絡が行ってしまいます。
来週はいよいよ結婚式で最終回ですね。
まひるさんと壮太くんがどうなるのかのミステリーを用意してありますし、なんと言っても幸楽のおかあさんがアメリカからいよいよ帰国されて、五月さんたちと同居したいと言っていることで、おやじバンドで勝手をしている勇さんも思い通りにならなくなりそうだし、五月さんはまた気疲れする嫁姑関係の復活かと気が重いようすです。
みんなが平和で幸せな状態なんて、そうそうあるものではないし、今まで通り、これからどうなるのかなというような終わり方ではないのかと、そんな風に思っていますが、どんなものでしょうか。とりあえず、来週、無事に最終回を見ることができたら、また書きたいと思います。