月影先生は実在していた・・・
多分このドラマを見ていた全ての人が・・・
漫画から飛び出てきた
と、この月影先生に衝撃を受けていたと思います。
かつて野際さん程こんなに神懸かって嵌った漫画原作ドラマってなかったのではないでしょうか。
野際陽子さんをキャスティングした方に感動と衝撃をありがとうと心からお礼が言いたい(笑)
この野際さん演じる月影先生がこのドラマの成功の肝とも言えたと思います。
現実では絶対ありえない超越した存在の月影先生という役を
きっと野際さんが心からなりきり演じられたからこそこのドラマにかなりの説得力がうまれました。
漫画の月影先生が野際さんにしか見えなくなる程です!!
マヤによく、「おやりなさい!」とか「仮面を被りなさい!」とか、
すごくむちゃくちゃなこと言うんです。
常軌を逸したスパルタ教育スポ根ものです。
どんな悲しみも何もかもを芝居の糧にしなさいと・・。
大声で怒り、マヤに物を投げてぶつけまくってるのもとても恐ろしかったです。
怒鳴る度に発作を起こし、倒れ・・生き返りまたその繰り返し・・
不死身の月影先生です。
こんな方が実際に存在したら正直、怖いです・・(笑)
でも野際さんはドラマで存在させてしまいました。
どんなに強烈な漫画原作のキャラクターでも実写化をすると、人間臭さがスパイスされます。
これもまた野際陽子さんという素敵な大御所の女優さんが本来持ち合わせている物腰柔らかな雰囲気が月影先生の中から垣間見れます。
マヤを労わるときの月影先生の口調や表情が本当に優しくて。
マヤへの厳しい指導も本当に愛を持って接していると分かるんです。
超越した存在感、品格、立ち振る舞い・・
野際さんってお年の割りに、スラッとしてて上品で本当にお綺麗なんですよね。
そして元NHKのアナウンサーをされていたからか、声や話し方も素敵で破天荒な言葉でも煩くならず上品に聞こえたのかもしれません。
本当に美しく、現実離れした気品漂う月影先生。
こちらも野際陽子さんしか醸し出すことの出来ない雰囲気だったと思います。
野際さん・・ただただ感服です・・!!